毒蛇の種類・日本と世界!最強はコブラ?天敵はどんな生物?
アウトドアに出かけると、普段は出会わない生き物に遭遇することがありますね。
虫などもそうですが、 マムシなどの毒蛇に遭遇することも…。
噛まれた場合でも適切な処置をすれば大丈夫ですが、噛まれないに越したことはありません。
また、日本に生息する毒蛇の種類を知っておくと、少なからず危険回避できそうです。
そこで、今回は毒蛇の種類について、日本と世界に目を向けてご説明します。
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毒蛇の種類・日本に生息しているのは?
日本には 36種類の蛇が生息しているといわれていますが、実はその数が多いのは沖縄や奄美大島などの 亜熱帯の島です。
北海道から九州本土に生息しているのは8種類のみです。
そして、その中で毒蛇といわれているのは 2種類だけになります。
まずは ニホンマムシです。
三角頭に「銭形模様」という独特の模様なので覚えておきましょう。
水辺や土手、山地、草むら、森林などに生息しています。
噛まれると後遺症が残ったり、最悪死亡するケースもありますので要注意です。
そして、もう1種類が ヤマカガシです。
体の色は地域によって違うので覚えにくいかもしれません。
噛まれると血が止まりにくくなる作用があり、皮下出血や内臓出血を起こす危険性があります。
そして、沖縄にはもう1種類毒蛇がいます。
それが ハブです。
全長100~150cmと大きいのが特徴です。
毒性はマムシに比べると弱いですが、体が大きい分噛まれると毒が大量に入ってきてしまうため注意が必要です。
日本に生息する毒蛇は、噛まれたら必ず死んでしまうという強いものではありませんが、処置が適切ではないなどの理由で死に至ることもあります。
毒蛇の種類・世界にはどのくらいいる?
日本では3種類だけ気を付けていれば大丈夫ですが、 世界にはたくさんの毒蛇が存在します。
蛇の種類は約3,000種。
そのうち25%は毒蛇だというので、750種類ほど生息しているということになりますね。
毒の量が一番多いのは キングコブラです。
毒の強さ自体は最強ではありませんが、平均で全長3mほどもあるので、その毒の量は他のコブラとは比較になりません。
噛まれたらまず助からないともいわれています。
毒の強さで比較したランキングもありますが、ランクインしているのはすべてコブラ科で、主に 神経毒を持っています。
日本にいるような出血毒系の毒蛇は入りません。
また、一番毒の威力が強いのは 「内陸タイパン」という種類です。
コブラ科タイパン属は毒性が強い蛇ですが、中でも内陸タイパンが一番とされています。
毒の強さはマムシの800倍もあるといわれ、一度に注入する量で大人100人を死亡させる力を持つといわれています。
こちらは神経毒が主成分ですが、同時に出血毒や溶血毒を併せ持っています。
オーストラリアの内陸に住んでいて、性格も攻撃的で素早く怖い存在です。
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毒蛇の主な天敵は?
そんな危険な毒を持つ蛇ですが、実は自然界の中ではあまり強い生き物ではありません。
捕食するより捕食される数の方が多いのです。
ネコ科の動物なども天敵になります。
他には、ワシやタカなどの大型の鳥類も天敵です。
猛毒を持っているコブラ科の蛇も、ミツアナグマや鷲などに捕食されてしまいます。
毒蛇を捕食する動物には、 毒の抗体を持っている種類もあり、噛まれても致命傷にはならないようです。
猫や犬も抗体を持っているので、噛まれても命を落とすケースは少ないようです。
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