歯茎下がりの原因と対処法!歯周病や加齢、歯磨き時の力の入れ過ぎ!
虫歯を思い浮かべる人が多いと思います。
口腔トラブルというと、まず
しかし、実は虫歯以外にも様々な問題があります。
鏡を見て、自分の歯が以前よりも長くなったと感じる人は、もしかしたら「歯茎下がり」が起こっているかもしれません。
特に差し歯や銀歯などの詰め物をしていると、その隙間から虫歯になることもあるため、しっかり原因を究明して対処する必要があるでしょう。
そこで、今回は歯茎下がりの原因や対処法について詳しくご説明します!
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コンテンツ
歯茎下がりの原因は歯周病かも?
歯茎下がりの原因として多いのは、歯周病や歯肉炎といった歯茎にトラブルを抱えているケースです。
成人のうち、3割~半数程度の人は歯周病にかかっているという統計もあります。
ですので、歯周病や歯肉炎は誰にでも起こり得る身近な口腔トラブルです。
歯周病とは、歯周病菌という歯茎に炎症を起こす菌によって発症します。
この菌が歯茎の組織を破壊してしまうため、重症化すると歯茎下がりの原因になります。
場合によっては、歯の根元が見えるくらいまで悪化することも珍しくないため、定期的に歯科医に診てもらい異常がないか確認することが大切です。
また、歯槽膿漏という状態に発展すると、歯がぐらついて最終的には抜歯することになるため、合わせて注意が必要です。
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歯茎下がりは加齢が原因であることも?
体の他の組織と同様に、年齢を重ねるごとに歯茎が痩せて衰えてしまいます。
また、歯磨きの方法にもよりますが、若い人より歯茎を傷付けてしまう機会も増えてきます。
つまり、歯茎下がりの原因が加齢によるものということもあるため、ある程度は仕方がないものです。
ただし、生活習慣やブラッシングの仕方によって、歯茎下がりの進行を遅らせることは可能です。
例えば、食事の時によく噛んで食べるということも、歯茎を衰えさせないためには重要です。
身近なところから予防していくようにしましょう。
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歯磨きで力の入れ過ぎかも?
虫歯の予防のためにも、歯磨きをしっかり行うことは大切です。
しかし、ゴシゴシと力を入れ過ぎてしまうと、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷めることに繋がります。
歯磨きによって歯茎を傷つけてしまうと、そこから炎症が起こって広がったりすることもあるため、歯茎下がりを起こす原因になります。
歯ブラシで歯の表面をさっと撫でる程度でも、しっかり汚れを落とすことができます。
むしろ歯と歯茎の間を丁寧に時間をかけて磨いた方が、歯石ができる予防にもなりますし、歯茎をマッサージすることも可能です。
また、力を入れ過ぎて歯磨きするよりも、フロスや歯間ブラシを併用する方が、はるかに虫歯予防や歯周病対策に効果的です。
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歯茎下がりの対処法は?
歯茎には、しっかり歯を支えるという役目があります。
しかし、歯茎下がりが進行してしまうと、詰め物との隙間に虫歯ができたり、最終的には歯が抜け落ちてしまうという可能性もあります。
歯のエナメル質などは再石灰化することがありますが、歯茎下がりには根本的な対処法や治療法はないため、一度下がってしまったら元には戻せません。
特に詰め物をしている場合は、一旦取り外して作り直す必要も出てきます。
そこでまず、ブラッシングの力加減を調節することや、歯周病などの原因となる病気を治療することが第一の対処法となります。
糖尿病があれば歯周病の進行が早いともいわれていますので、血糖値をしっかりコントロールすることも大切です。
生活習慣の中では、ダラダラと間食したり、喫煙、睡眠不足、ストレス過多なども歯茎下がりの原因になるため、これらを改善するのも大切なことです。
特に歯茎の血行が悪くなると悪化しやすい傾向にあるため、軽くマッサージするように歯磨きをするのもよい対処法となります。
虫歯にかかっていなくても、口腔内では様々なトラブルが発生していることもあります。
口の中のトラブルは自覚することが難しいので、気になる虫歯がなくても定期的に歯科医の検診を受けることをおすすめします。
その際、歯石を除去してもらうこともできますし、歯周ポケットの深さを測って適切な歯磨き指導なども行ってくれますよ。
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