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アセトン臭とはどんな臭い?糖尿病や糖質制限ダイエットで!

アセトン臭

アセトン臭とはどんな臭い?糖尿病や糖質制限ダイエットで! | なるほど情報マガジン皆さんは 「アセトン臭」という言葉をご存じでしょうか?

聞いたことがあるような、ないような、という感じかもしれませんね。

 

ある条件下において「体から発する臭い」ですが、中には重大な病気が隠されていることも…。

また、糖質制限などのダイエットを頑張っている方にも、ぜひ知っておいてほしい話です。

 

口臭や体臭などは、意外と自分では気付きにくいものですから注意して下さいね。

 

今回は、アセトン臭とはどんな臭いで、なぜ発生するのか?というテーマでご紹介します。

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アセトン臭とはどんな臭い?呼気や尿が臭う?

一般的には、甘酸っぱい臭いといわれていますが、決して芳香のイメージではありません。

もっと具体的にいうと、 「りんごや柿が腐ったような」と例えられることが多いです。

 

この何とも不快なアセトン臭ですが、体のどこから発生するのかというと・・・

・口臭として
・全身の体臭として
・尿などの排泄物から

ということになります。

 

アセトンという物質が血液に乗り体中を巡るため、「全身から甘酸っぱい臭いが発生している気がする」という方は、特に要注意です。

 

ここで気になるのが「そもそもアセトンとは何か?」「どうしてそのような変な臭いが体から発生するのか?」ということですよね。

では、もっと深く掘り下げてみましょう!

 

アセトン臭とケトン臭、アンモニア臭の違いとは?

「アセトン臭=ケトン臭」と考えて問題ありません。

アセトンとは、体内にブドウ糖がない状態において、脂肪が燃焼する時に作られる物質「ケトン体」のうちの1つです。

 

ですから、代謝に大きく関わっている「エネルギー消費量」が高くなると、体内でのアセトンの生成も活発化して臭いがきつく感じられます。

 

一方、アンモニア臭の場合は鼻にツンと来るかなりの 刺激臭で、明らかに違いがあります。

汗や尿などを連想させますが、果物の腐った臭いとはまた別の表現を使います。

 

正常な人は、肝機能によりアンモニアを分解できますのでまず感じることはありませんが、これが分解できない状態にあれば、汗と混じり合い異臭を発することも考えられます。

 

 

アセトン臭と糖尿病の関係とは?

このアセトン臭を放つ場合、まず疑われるのが 糖尿病です。

 

糖尿病を簡単に説明すると、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞で作られるホルモン「インスリン」の生成が難しくなり、ブドウ糖が血液中に増え過ぎて血糖値の高い状態が続きます。

 

または、インスリンが生成できていても、全身の組織や細胞で使うことが難しくなっており、同じような高血糖状態に陥り、尿からブドウ糖が排出されます。

 

このような状態になると、合併症を発症する危険性が高くなり、糖尿病性の 「網膜症」「腎症」「神経障害」などが起こり、血管に与えるダメージも大きくなります。

 

ケトン体は、この不足したインスリンの代わりの働きをしようと頑張ってくれる存在です。

したがって、「ケトン体が増える」=「アセトンも増える」=「血糖値の異常」となる訳です。

 

また、アセトン臭の意外な原因として 「ダイエット」が挙げられます。

 

糖質制限などのダイエットが流行っていますが、無理に糖質を制限することにより、体のエネルギー源となるブドウ糖が不足し、ケトン体が作られるためです

 

このケトン臭やアセトン臭は、別名「ダイエット臭」とも呼ばれているのです。

 

あまり頑張り過ぎず、ゆっくりと自分のペースで体重管理を進めて行くのがベストですね。

 

 

アセトン臭は子供でも発生する?

子供からアセトン臭が発生する場合、一型糖尿病の可能性もありますが、 「アセトン血性嘔吐症」という病気が疑われます。

主な症状として・・・

・嘔吐
・顔色が悪い
・口からアセトン臭を発する

などが挙げられています。

 

別名「周期性嘔吐症」とも呼ばれ、一度発症すると年に何回か繰り返すことが多いです。

 

まだはっきりとした原因はわかっていませんが、「代謝が大人のように上手くいっていない」」「疲れ」「ストレス」などにより自律神経が整わなくなることで、アセトンの量も増えてしまうようです。

 

こうなると、専門医にしっかり相談することも必要といえますね。

 

 

いかがでしたか?

体臭、口臭のことはデリケートな部分なので、なかなか人に相談しづらいですよね。

ただし、アセトン臭以外でも気になる不調があれば、病院で検査を受けることをおすすめします。

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