手の平の水泡の原因・痒みや痛みは何の病気?皮膚科での薬は?
水泡ができていることってありませんか?
気が付いたら、手の平に自分でも何が原因だかわからず、どう対処していいのか困ってしまうこともありますよね。
強い痒みを伴う場合もあれば、痛みを感じて気になって仕方ないことも…。
全く痒みがない場合は、気が付いたら広範囲に広がっていることも珍しくありません。
もしかしたら体の内側の病気が皮膚症状として現れているのかもしれません。
今回は、手の平の水泡の原因と対処法についてご紹介します。
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手の平の水泡の原因・痒みがある時に考えられる病気は?
実は、 手の平に水泡ができる原因は様々あります。
単に、汗をかいているだけもできる可能性があるということです。
汗をかいたまま何かを握り続けていたりすると、汗管が詰まってしまい、汗湿と湿疹が同時に起こったような状態になることがあります。
これを 「汗疱状湿疹」と呼び、 「指湿疹」や 「汗疱」と呼ばれることもあります。
1~2mほどの水泡とともに手の平に強い痒みを伴うこともあるため、白癬菌による水虫を疑う人も多いようですが、別の軽い病気になります。
この汗疱状湿疹自体は他の人にうつるものではありません。
ただし、知らない間に雑菌が入って炎症を起こしてしまう場合があるため、注意が必要です。
特に、ゴム手袋を着用する仕事をしている人は発症しやすいため、十分なケアを怠らないことが大切です。
また、 原因不明の水泡も多く、皮膚が比較的薄い子どもの手にできやすいですが、できたり消えたりを繰り返すこともあります。
強い痒みがあれば、皮膚科を受診して処方された薬を利用しましょう!
(※塗り薬だけでなく、飲み薬の場合もあります。)
その他、自分や身近な人が水虫の場合、手に白癬菌がうつってしまったという可能性もゼロではありません。
白癬菌が原因の場合は強い痒みを伴いますし、他にアトピーやアレルギー症状の1つとして手の平に現れている場合もあります。
手の平の水泡・痛いと感じることもある?
水泡は痒いだけでなく、 痛みを伴う場合もあります。
手の平に水泡が繰り返しできたり、範囲が広がっていたりする場合は、「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」という病気の可能性もあります。
発症する原因は不明ですが、免疫異常が関与しているのではないかと考えられています。
特に 「ビオチン」という物質が欠乏して、腸内環境が悪くなることで発症するケースが多いようです。
痛みを感じる場合は、ステロイド系の塗り薬やビタミン剤などで治療します。
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手の平の水泡・皮膚科に行くべき?有効な薬は?
症状が軽い場合は、 尿素入りの保湿クリームで緩和することもあります。
水泡が自然に破れて皮が剥けてしまえば、あとは自然に治ることも多いです。
ただし、掻き壊してしまってなかなか完治しないことも多いため、市販薬やクリームを利用しながら様子を見ることも大切です。 (※皮膚科に行かない場合)
手の平にできる水泡のほとんどは、人にうつるようなことはないようです。
とはいえ、手や指というのは日常生活で頻繁に使う部位ですから、ブツブツができていたり、痒みや痛みがあったりすれば、気になって仕方がないことも事実です。
自分では「すぐに治るだろう」と思っていても、予想以上に長引く場合は早めに皮膚科医に診てもらう方が良いでしょう。
皮膚科に行けば、 「尿素軟膏」や 「サリチル酸ワセリン」が処方されることが多いです。
痒みがひどい場合はステロイド系の外用薬を使用します。
手の平の水泡は原因がはっきりわからないことが多いため、痒みを抑えてカサツキを保湿するという治療が中心になります。
皮膚に現れる症状は、内臓の健康のバロメーターとなっていることもありますので、まめにチェックしておきたいですね。
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