生姜の食べ過ぎによる症状!頭痛や腹痛、下痢も!妊婦さんも注意!
生姜は私たちの食生活に欠かせない存在です。
冷たい麺類や光ものの刺身などの薬味、鶏の唐揚げの下味などにも、
栄養価も満点で、代謝をアップさせたり免疫力を向上させたりする効果もありますし、体温を上げて冷えを予防する働きも魅力的です。
ただし、どんなに体に良い働きを持つ食材でも、食べ過ぎはよくありません。
「食べる万能薬」とも呼ばれる生姜でさえも、1日の許容摂取量を大幅に超えてしまうと、何かしらの体調不良の原因になることがあります。
そこで、今回は生姜の食べ過ぎによって起こる症状についてご紹介します!
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生姜の食べ過ぎによる症状!頭痛を起こす?
生姜の主な辛み成分は、 ショウガオール・シンゲオール・シンゲロンの3つです。
特に、シンゲオールには血流を改善して頭痛を抑えるという働きがあります。
ただし、効果があるのは緊張型頭痛に対してであり、偏頭痛の場合には血管を拡張させることは症状の悪化に繋がります。
風邪などによる二次性のものではなく、一次性の頭痛の場合にはその性質によって 逆効果になる可能性も高いです。
それでも適量であればそれほど悪化させることはありませんが、許容範囲を超えて食べ過ぎると辛い目に遭うことも懸念されます。
生姜の食べ過ぎによる症状!胃痛・腹痛・下痢を起こす?
生姜の食べ過ぎで最もよく現れる症状が、 胃痛や 腹痛といったものです。
体温を上げるほどの効果を持つだけに、過剰摂取は胃への刺激も強くなります。
また、生姜に含まれる辛味成分は殺菌作用がとても強く、体に必要な 腸内細菌を殺してしまいます。
とくに、加熱していない生の状態ではより刺激が強いため、胃腸が荒れて、胃痛や腹痛、下痢などの原因になります。
胃腸の弱い人や、潰瘍などの経験がある方は、特に食べ過ぎには注意しましょう。
生姜の食べ過ぎによる症状!便秘や肌荒れの原因に?
生姜には、体に熱を生み出し、それを体外に 発散させるという作用があります。
そのため、乾燥肌の人や肌の炎症を起こしている人にとっては、それが体の表面への刺激となって症状を悪化させるケースもあります。
また、本来生姜には整腸作用があり、便秘の解消に効果のある食材ですが、食べ過ぎると善玉菌まで殺してしまい、ガスが溜りやすくなって便秘を引き起こすこともあるようです。
腸内環境の乱れは肌に現れやすいため、肌荒れやニキビなどがある人にも悪い影響を与えてしまう場合があります。
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生姜の食べ過ぎによる症状!妊婦さんは注意?
生姜には殺菌作用が含まれているので、免疫力が低下している 妊婦さんにとっては嬉しい食材です。
人にもよりますが、適度な刺激がつわりの時の症状に良い効果をもたらすこともあるようです。
しかし、妊婦さんの場合には特に食べ過ぎには注意しましょう。
もともとお腹で胎児を育てている分、体が疲れやすい状態にありますが、熱の発散が強過ぎると エネルギーを消耗してしまいます。
もちろん、適量であれば問題はありませんが、生姜の過剰摂取は控えて下さい。
また、血流が良くなると体温が上がりますが、このことは血圧や心臓の心拍に変化をもたらす場合があります。
わずかな変化ですが、お腹の赤ちゃんにとっては負担になることもあるようです。
健康を維持するための生姜の許容摂取量は、 1日10g程度です。
含まれる水分量にも左右されますが、大体、大さじ1~2杯くらいまでです。
特に、生の状態の生姜は刺激が強いので、夏場の素麺などの薬味にする際は意識してみて下さいね。
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