セミの寿命はなぜ短い?実際はもっと長い!幼虫からの長さは?
セミ爆弾と呼ばれる死骸などが耳や目につくようになり、ちょっとうっとおしいと思ったりします。
夏になると泣き声や、
しかし、幼虫時代には数年間土の中で過ごすのに、地表に出てからの寿命は1週間という話もあり、「儚い虫」とも思われています。
ですが、実際にはセミの寿命は1週間以上あるそうです。
本当のところ、一体どのくらい生きられる昆虫なのでしょうか…。
そこで、今回はセミの寿命についてご紹介します。
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セミの寿命はなぜ短い?実際はもっと長い!
セミの寿命に関して、 1週間ほどだとよくいわれますよね。
実際にはもう少し長く、他の虫や動物に襲われなければ3週間~1ヶ月くらい生きています。
また、夏のセミよりも春や秋に生まれたセミの方が長生きで、こちらは 1~2ヶ月くらい生きているそうです。
ただ、なぜ1週間しか生きられないという話が広まったのかは謎の部分が多いです。
幼虫時代を含めると昆虫としては寿命が長いのですが、外的や刺激に弱いので、地表に出てからは長生きできないイメージが強いようですね。
セミの寿命・土の中の幼虫時代からはどのくらい?
セミは、地表に出てから成虫として過ごす寿命がとても短いですが、 幼虫として土の中で過ごす期間はとても長いです。
種類にもよりますが、その期間は3~5年にもなります。
また、なかには 「素数セミ」といって、幼虫時代が13年、17年もある種類のものもいます。
これらは、13年セミ、17年セミと呼ばれていて、氷河期の影響で成長するのに時間がかかってしまい、長い周期で成長する種類へと変化したものです。
この周期はとても正確に周っているとされ、この種が現れる時には、研究者がこぞって研究しているほどです。
一口にセミの寿命といっても、幼虫時代から数えるとまだ謎の部分が多いようです。
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セミは暑さに弱いって本当?
セミは夏の虫ですが、実は 暑さにとても弱いです。
なので、夏の暑い時期に生まれたセミほど寿命が短く、季節外れの春や秋に生まれた場合は、夏よりも長生きできるのです。
寿命が短いことが有名なのも、セミの飼育がとても難しいことが要因とされています。
暑さだけでなく、外敵や刺激にも弱いので、ちょっとしたことで寿命が縮んでしまうのです。
ただ、寿命が短いのは成虫になってから活動する期間に限ったことで、セミは幼虫から成虫になるまで時間がかなりかかります。
卵が産まれてから成虫になるまでを数えれば 3~17年と、昆虫の中ではとても長生きの部類になるでしょう。
セミは、寿命が短く儚い虫ともいわれます。
ですが、外敵や暑さに弱いセミが、成虫まで無事に成長するために幼虫時代は土の中で過ごすようになったのですから、儚いというよりも堅実な虫ですね。
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