盛り塩の意味と由来!作り方や置き場所は?捨て方はどうする?
盛り塩を見かけることがあります。
食事をするためにお店に入ろうとすると、時々今まで気にも止めなったのですが、よく考えると商売繁盛の意味があるのかと思いますよね。
また、家庭内でも何か良くないことが続くと、盛り塩をするイメージがありますが、やはりスピリチュアルな部分も含め、 験担ぎの要素が大きいようです。
ただ、適当に置くのではなく、一応作法というものがあるようで、効果的な置き場所なども気になるところですね。
そこで、今回は盛り塩の意味や由来、作り方、置き場所、捨て方など、まとめてご紹介します。
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盛り塩の意味や由来は?
盛り塩(もりしお、もりじお)とは、塩を三角錐型あるいは円錐型に盛り、玄関先や家の中に置く風習です。
主に験担ぎや厄除け、魔除けの意味を持ち、昔から実施されてきました。
一説には、奈良・平安時代には既にあった習慣だといわれています。
そこで、詳しい由来を見てみると、日本だけでなく中国の名前も挙がってきます。
まず、日本の盛り塩の由来ですが・・・
古くは、 『古事記』に海水で禊ぎ・祓いをした記載があり、これを 潮垢離(しおごり)といいます。
今日では、葬送儀礼で、葬式後に塩を撒く風習がありますね。
また、神道では神棚に盛り塩を供えるといった風習もあります。
これらを考えると、「人寄せの為の験担ぎとしての塩」「神事・葬送儀礼としてのお清めの塩」「神に捧げる神聖な供え物としての塩」という意味で用いられたようです。
次に 中国由来の方ですが・・・
中国では、盛り塩は西晋の初代皇帝で司馬懿の孫でもある司馬炎が起源という説があります。
女性好きの司馬炎は、統一以前の泰始9年(273年)7月に、女性の婚姻を禁止し自分の後宮に入れるための女性を5千人選びました。
さらに呉を滅亡させた後、呉の皇帝の後宮の5千人の女性を自分の後宮に入れました。
合計1万人もの宮女を収容した広大な後宮を、司馬炎は毎夜、羊に引かせた車に乗って回りました。
そして、羊の車が止まったところの女性のもとで、一夜を共にするのです。
そこで、宮女たちは自分のところに皇帝を来させようと、自室の前に竹の葉を置いて、塩を盛っておきました。
羊が竹の葉や塩を食べるようにさせて車を止まらせるためです。
この故事が、日本の料理店などで、 「客を呼び繁盛するように」盛り塩をするようになった起源ともいわれています。
盛り塩の作り方と置き場所は?
作り方はとても簡単です。
まず、盛り塩用の「塩」を用意します(これは粗塩を使用するとよいでしょう)。
そして、直径5cmくらいの無地で白色の丸い小皿に盛ります。
皿は、 陶器などの自然に近いものが望ましいです。
100円ショップやホームセンターで販売されているもので結構です。
もし、お皿が用意できない場合は、正方形の無地の白い紙(半紙が望ましい)を敷いて、盛り塩していただいても大丈夫です。
では、実際の塩の盛り方ですが・・・
10~15g程を小皿に取り分け、霧吹きで軽く塩を湿らせ混ぜます。
型に湿らせた塩を入れ、小皿に盛り三角錐状の形にします。
敷板が併せて用いられることもあります。
次に置き場所ですが、一般的には・・・
② トイレ出窓に置く
③ キッチンの出窓に置く
④ 床の間掛け軸の下の中心に置く
⑤ 押入、階段、部屋の隅など気になるところ
などが主です。
しかし、できるだけ、 鬼門、裏鬼門、東西南北の中心線に置くことはやめましょう。
もし、鬼門、裏鬼門などに置く場合は、中心ではなく、神社の狛犬やお寺の仁王門のように、一対で門のように設置します。
盛り塩のセットを購入する手も!
盛り塩については、意外に自己流で行っていることが多いのではないでしょうか?
そんな方のために便利なセットがあります。
【八角盛塩のセット】
この、八角盛塩セットは、玄関を挟んで守るための八角皿2枚組と簡単に八角盛塩が作れる盛塩カップ1個のセットとなっています。
お皿は、タイミング、チャンス、金運が上がるように金をあしらっている八角金縁で、埃や汚れが入りにくい上向きの小皿になっています。
これは、簡単、便利で嬉しいですね。
盛り塩の捨て方はどうする?
使用した塩は、 台所のシンクに流して下さい。
家の中のゴミ箱でも大丈夫ですが、すぐにゴミを廃棄するようにしてください。
そのままにしておくことで、吸収した邪気を再放出してしまう恐れがあり逆効果です。
また、トイレは水を流すことで浄化できていますので、特に盛り塩は必要ありません。むしろ、トイレは掃除をしっかりして綺麗にすることで運気がアップします。
ところで、盛り塩の取替え頻度ですが、本来、毎日替えるのが良いのですが大変でしょうから、最低でも月に2回は取り替えてください。
日本では古来より毎月1日と15日は神さまの日といわれていますので、取り替えるには最適です。
また、色が黒くなったり固まった時は、すぐに新しい塩に交換してください。
衛生上また霊的な理由により、使用した後の盛り塩を、まな板や食器類の殺菌に使ったり玄関等に撒くといったこともやめましょう。
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