えのき茸の栄養と効果・効能・カロリー!妊婦さんとの相性は?
えのき茸。
スーパーなどのお店に並ぶポピュラーなきのこ、乳白色のスリムな体は少し頼りない感じがしますが、お鍋やソテー等に大活躍です。
実は、このえのき茸ですが、凄い力を与えてくれるきのこなのです。
また、妊婦さんとの相性にも優れています。
そこで、今回はえのき茸の主な栄養成分と効果・効能・カロリーについてご紹介します。
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えのき茸の主な栄養成分とカロリーは?
きのこ類の中でも「もやし」のように細くて白い形状ですが、もちろん豊富な 栄養成分もあります。
糖質(炭水化物)やタンパク質をはじめ、食物繊維、ビタミンB1,B2、B6、C、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、鉄、マグネシウムなどが多く含まれています。
気になるえのき茸のカロリーは、可食部100gあたり22Kcalです。
他のきのこ類と比較すると・・・
エリンギ24 > えのき茸22> しめじ14(kcal)という結果でした。
えのき茸の効果・効能は?
まず、 ビタミン類ですが、B1とB2、ナイアシン、B6があります。
これらは、糖質の代謝を助け、エネルギーを作り出す働きに優れています。
また、疲労回復の効果に優れていたり、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経、筋肉の機能を正常に保つ効果があります。
葉酸は貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや新しい赤血球を作り出したり、細胞増殖が盛んな胎児の正常な発育を促進する効果があります。
また、鉄は必須ミネラルの1つで、赤血球を構成する成分となり、全身の細胞や組織に酸素を運ぶ働きをしており、鉄欠乏性貧血に効能を示します。
カリウムには利尿作用があるため、むくみを防止したり、血圧を下げたり、ナトリウムや尿酸の排泄を促し、エネルギー代謝や脂質代謝などを促す効果があります。
また、キノコキトサンは食物繊維の1つであり、「β-グルカン」が含まれています。
この「β-グルカン」は、ダイエットに有効とされている物質です。
えのき茸は和え物や炒め物もいいですが、 水溶性のビタミン類が多いので、煮込んでスープや味噌汁で栄養をまるごといただくのがおすすめです。
また、「水毒を改善する」といわれており、薬膳としても利用できます。
その他、水煮にして凍らせた「えのき氷」というものがありますが、ダイエットや脂質低下、血糖値を下げる作用があるということで、糖尿病の方にも嬉しい効能を持っています。
しめじの栄養成分と効果・効能・カロリー!妊婦さんとの相性は?
えのき茸の栄養・妊婦さんとの相性は?
妊婦さんの心配事といえば、 自身の体と 胎児の発育でしょう。
特に妊娠をきっかけとして多い不調が、便秘と貧血、血圧の上昇です。
それを予防するために必要な栄養素が、葉酸、鉄分、食物繊維、カリウムです。
ご存じの通り、 葉酸は貧血を予防する物質として知られるだけでなく、胎児の発達にも欠かせない成分です。
また、鉄は赤血球を構成する成分ですので、これも貧血予防にはなくてはならない栄養素です。
そして、食物繊維です。
体重の増加や体型の変化により便秘がちになる妊婦さんには、強い味方となるでしょう。
カリウムによる血圧上昇の予防も、非常に重要です。
血圧が病的に上昇すると、 「妊娠高血圧症候群」の心配があるため、不足しないよう注意したいですね。
こうしてみると、えのき茸は妊婦さんにとって嬉しい食材といえるでしょう。
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