水虫・たむし・いんきんたむしの違い!はたけやしらくもとは?
白癬菌というカビの一種が原因で起こります。
「水虫」「たむし」「いんきんたむし」といった皮膚トラブルは、いずれも
ただ、それぞれにはトラブルを起こす場所や症状に違いがあります。
今や、水虫などは男性だけでなく女性にも多く、20~30代の女性でも注意が必要です。
他にも、顔面白癬(はたけ)や頭部白癬(しらくも)と呼ばれる厄介な症状を引き起こすものもあります。
そこで、今回は白癬菌が原因となっている水虫・たむし・いんきんたむしなどの違いについて詳しくご紹介します。
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水虫・たむし・いんきんたむしの違いと原因菌は?
水虫、たむし、いんきんたむしは、どれも白癬菌という 真菌(カビ)が原因となっています。
厳密にいえば若干の違いがありますが、ほぼ体にできた部位によって呼び方にも違いがあります。
白癬菌が原因で手足に感染したのが 「水虫」です。
特に足には汗が溜まり湿気がこもりやすいため、不潔にしていると菌が知らず知らずに繁殖して疾患となることが多くなります。
また、水虫以外の、白癬菌による皮膚疾患を総称して「たむし」と呼びます。
一般的に、股間などの陰部周辺にできるものを「いんきんたむし」、それ以外の場所に起こるケースを「ぜにたむし」といいます。
水虫の主な症状は、指の間の痒みやじゅくじゅくとした皮膚の炎症、皮膚のめくれなどです。
ただ、これらの症状がなくても白癬菌に感染していることもあり、 隠れ水虫を持っている人は多いといわれています。
また、どちらかというとぜにたむしはとても稀なケースで、銭(硬化のような)円形や楕円形をしていて、薄緑色やピンク色の発疹が体に見られ、痒みを伴うケースが多いです。
いんきんたむしは、陰部周辺の皮膚から発症し、股部、太もも、おしりなどにも痒みと発疹が広がりやすくなります。
強い痒みがあり、掻きむしって痛みを伴うこともあります。
白癬菌は感染しやすい傾向にあるため、家族に水虫を持っている人がいると、水虫やいんきんたむしに罹ってしまうというケースがほとんどです。
顔面白癬(はたけ)、頭部白癬(しらくも)とはどういう病気?
ぜにたむしの中でも、 顔や頭部に白癬菌による皮膚疾患が見られた時は、区別して呼ばれることがあります。
顔面白癬(はたけ)は顔面に感染した場合で、円状の発疹と、痒み、かさつきなどが見られます。
また、頭部に感染した場合は頭部白癬(しらくも)と呼ばれます。
頭部白癬は子供に多く、頭皮に赤い炎症が見られたりフケが大量に落ちたりします。
放っておくと患部の抜け毛に繋がることもあるため、徹底的に治るまで治療を続ける必要があります。
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すべて同じ薬で治る?
白癬菌による皮膚疾患は、基本的に 抗真菌作用のある薬で治療を進めていきます。
症状によって市販薬を使用したり、皮膚科に通ったりして治療を進めましょう。
基本的にはどれも同じ薬が有効ですが、最近では症状や体の部位に合わせた薬が開発されていますので、ご自分に合ったものを選んで使用して下さい。
たむしやいんきんたむしは2週間~、水虫は4週間~と治療期間がかかります。
症状が治まっても、白癬菌が体に潜伏する限りは根気強い治療が必要なので、実際には 3~4ヶ月薬を塗って様子を見ることになります。
また、症状がひどい時は、外用薬だけでなく内服薬を並行して使っていくこともあるようです。
いずれにしても、感染症の一種で公共機関などで他人にうつしてしまうこともあるため、放置せずに早めに治したほうが得策です。
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