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アシナガバチに刺されたら症状・応急処置・キンカンなどの市販薬は？ | なるほど情報マガジン人を刺す蜂といえば スズメバチが有名ですが、他の蜂に刺されることもあります。

比較的温厚だといわれているアシナガバチもその1つとなります。

 

もし刺されたら「どんな症状が出るのか」「応急処置はどうするのか」「有効な市販薬はどんなものがあるのか」など、スズメバチの場合との違いも気になりますね。

 

また、刺されないようにするにはどうすればいいのかなど、知っておいて損はないと思います。

 

そこで、今回はアシナガバチに刺されたらというテーマで症状や応急処置の方法をご紹介したいと思います。

 

アシナガバチに刺されたら！主な症状は？

もしアシナガバチに刺されたら、まず 強い痛みを感じます。

そして、蜂毒による腫れも出てきます。

 

ただし、初めて刺された時は比較的症状は軽く、1日以内に治まることがほとんどです。

長い場合でも数日で治まります。

 

スズメバチの場合は強い毒性があるので、激痛が走ったり患部が大きく腫れたりします。

1回目でも発熱や嘔吐などが起こることがあります。

 

蜂の毒性については・・・スズメバチ＞アシナガバチ＞ミツバチといった順で強力なっており、狂暴性も似たような順になっています。

 

アシナガバチの場合、1回目で重症になるということはほとんどありません。

ただし、注意したいのは2回目以降の場合です。

 

一度蜂に刺されたら、体の中に蜂毒に対する 抗体ができます。

そして、2回目に刺された時に、免疫機能により過剰なアレルギー反応が起こることがあります。

 

蕁麻疹や頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が出ることもあります。

もちろん個人差がありますが、 アナフィラキシーショックに陥り、最悪の場合は呼吸困難や意識障害が起こり死亡することもないとはいえません。

 

もしアシナガバチに刺されたら、落ち着いて応急処置をすることが大切です。

 

 

アシナガバチに刺されたら！応急処置の方法は？

まずは再び刺されないように、その場から 50m以上離れます。

大声を出したり走ったりすると集団で襲ってくることもあるため、くれぐれも注意してください。

 

姿勢を低くしてゆっくり離れましょう。

 

アシナガバチが見えない程離れたら応急処置を行いますが、まずは体の中に入った毒を出します。

患部の周りを指で強く摘まんで、毒の混じった血液を傷口から外に出すようにします。

 

ミツバチのように針を残すことはありません。

血液が出てくるのが止まったら、水で患部を洗い流します。

 

あとは患部を冷やし、全身に毒が回るのを防ぎます。

短くても30分くらいは冷やすようにしましょう。

 

応急処置の最後は市販薬などを塗っておくとよいですね。

 

 

アシナガバチに刺されたらキンカンが有効って本当？

最後に有効な 塗り薬を使用すると、治りも早くなります。

蜂に刺されたら虫刺され薬を思い浮かべる人が多いと思いますが、有効なものとそうでないものがあります。

 

株式会社金冠堂が製造販売元の 「キンカン」は、ある程度痒みの緩和には繋がるかもしれませんが、アシナガバチの処置に対する効果としては十分ではありません。

 

他の有効な市販薬を利用したほうが得策かもしれません。
 
ミツバチに刺されたら症状や応急処置は？
 

 

効果のある市販薬や病院に行くなら何科？

アシナガバチに刺されたら、 抗ヒスタミン成分の入っているステロイド薬がおすすめです。

 

池田模範堂の「ムヒαEX」などの市販の虫刺され薬にも入っている成分ですので、アウトドアに行く際は持っていくとよいでしょう。

 

初めて刺された場合、症状がひどくないようであれば病院に行かなくても大丈夫です。

症状がひどい時や2回目の場合などは病院を受診することが大切ですが、一般的には 皮膚科を受診します。

 

病院で処方された薬の方が、市販薬より早く治るということもあるようです。

 

蜂は黒いものを攻撃する習性があるので、アウトドアに行く時は黒を避けた長袖を選びましょう。

また、香りに連れられてやってくることもありますので、香水や匂いのキツイ整髪料なども使用を控える方が安全です。

 

アシナガバチに刺されても重篤な症状に陥ることはまずありませんが、念には念を入れて行動して下さいね。