里芋の栄養と効果・効能・カロリー!妊婦さんとの相性は?
里芋。
煮物に加える食材の定番である秋から冬に旬を迎え、お正月料理にも欠かせない存在です。
ぬめり成分が特徴的で体に良さそうなイメージがありますが、どんな 栄養素が含まれているのでしょうか?
実は、冬の食卓に取り入れたい様々な効果や効能があるようです。
そこで、今回は里芋の栄養成分と効果・効能・カロリーについてご説明します。
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里芋の主な栄養素とカロリーは?
里芋はイモ類ですので、主成分は 炭水化物です。
他に含まれる主な栄養素としては、ビタミンB1、C、カリウム、食物繊維などです。
里芋特有のぬめり成分は ガラクタンと呼ばれるもので、炭水化物とタンパク質の結合成分です。
また、ネバネバ成分はムチンで、オクラや納豆、山芋などにも含まれる栄養素です。
里芋は調理する時にぬめりを取ることがありますが、栄養面から見るとぬめりを取ってしまうのはとてももったいないことです。
気になるカロリーですが、他のイモ類と比較すると水分も多く含まれているので控え目となっています。
可食部100g当たりのカロリーは 約60kcalで、さつまいもや山芋と比べると半分以下です。
里芋の効果・効能とは?
里芋は、他のイモ類と比べてもカリウムの含有量が多く、 むくみの解消や 高血圧の予防に効果があります。
これは、カリウムが体内の余計な水分や塩分(ナトリウム)を排出する働きをするためです。
食物繊維も豊富ですので、便秘を解消して腸内環境の改善にも効果があり、それによってお肌の調子がよくなることに繋がります。
また、里芋の特徴でもあるぬめり、ネバネバ成分であるガラクタンやムチンは、健康維持に優れた効能がたくさんあります。
ムチンは、 唾液の分泌をよくして消化を促進させる、胃の粘膜を保護する、腎臓や肝臓の働きを高めるといった効能があります。
ガラクタンには血中コレステロールを低下させる効果やがん細胞を抑制する働きもあります。
さらに、痴呆症の予防にも効果があることが注目されています。
里芋は漢方にも利用されていて、肝臓や腎臓の補益効果があるといわれています。
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里芋の栄養・妊婦さんとの相性は?
里芋に含まれる栄養素は、 妊婦さんが摂取したいものが豊富に含まれています。
例えば、カリウムはむくみの解消に、食物繊維やムチンの働きは便秘の解消に効果的です。
むくみや便秘は妊娠中の代表的なマイナートラブルですので、これらを解消できる里芋は妊婦さんにもおすすめですね。
また、食べ応えがあるのに低カロリーという点は、体重の管理に苦労している人のお助け食材といえます。
里芋の栄養やその効果・効能を紹介しました。
煮物だけでなく、揚げ物やポテトサラダにしても独特の食感が美味しいです。
滋養にもよいので、冬の食卓にはぜひ取り入れていきましょう。
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