デコポンと不知火の違い!価格や栽培法は?剥き方・食べ方も!
デコポンや 不知火といった柑橘類が売られるようになります。
初春になると、スーパーでは
この二種類の柑橘類ですが、実は品種としては同じで、特に美味しさの基準を満たしてブランド化されているのがデコポンです。
コブのようなものがついているのが見た目の特徴で、デコポンだと思っていても、実は不知火であることがほとんどです。
両者の違いについて知らないと、購入する際どちらかわからないことも多いです。
そこで、今回はデコポンと不知火の違いについて、糖度や価格、栽培法などをご紹介します。
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デコポンと不知火の違いとは?
デコポンと不知火は、 清美オレンジと ポンカンの交配品種で、爽やかな酸味と甘みが特徴です。
皮にボコッとしたコブがあり、この見た目からデコポンという名前が浸透していますが、実はデコポンは不知火の中でも特に厳しい基準をクリアしたもののことをいいます。
その基準とは、糖度が13度以上で酸度(クエン酸量)が1%未満である必要があります。
品種としては同じなのに、呼び方に違いがある唯一の柑橘類です。
出荷される際に、柑橘関係農協県連合会による審査で基準をクリアしたものだけがデコポンと名乗れるようになるのです。
デコポンと不知火の価格の違いは?
デコポンと不知火は、 同じ苗から栽培され、より質のよいものがデコポンと呼ばれています。
同じ品種の柑橘類ですが、ブランドの影響もあり価格にも違いが現れています。
それぞれの値段はその年の生産量や品質によっても変わりますが、贈答用のデコポンだと1個500円くらいするものもあり、やはり不知火に比べると割高に感じます。
また、デコポンは流通当初は 熊本産の物しか名乗れなかったのですが、もちろん他の地域でも生産されています。
美味しさの基準を満たすものに、静岡の「フジポン」や愛媛の「ヒメポン」といったものもあります。
これらは、デコポン同様の美味しさですが、若干割安で購入できるようです。
デコポンと不知火の栽培法の違いは?
デコポンと不知火は、同じ苗から育てられています。
ですので、栽培した時点ではデコポンになれるのかはわかりません。
どちらも基本的な栽培法に違いはなく、温暖な気候で日当たりのいい場所で栽培されます。
国内だと、関東以北での栽培は難しいようです。
デコポンの糖度や酸度の基準をクリアさせるため、甘みや栄養素をより凝縮させるようにと、農家さんが努力しています。
収穫してから 追熟させて、甘みを出してから出荷するという方法もあるようです。
デコポンと不知火の剥き方・食べ方は?
デコポンや不知火はやや大きめの柑橘類ですが、手で簡単に剥くことができます。
基本はみかんと同じように食べられます。
ただし、普通の柑橘類とは違い、皮のコブの部分から皮を剥いていきます。
中の薄皮もみかんと同様に食べることができますよ。
包丁でカットする時は、コブの部分とお尻を落としてから、房に沿うようにしてカットすると食べやすいでしょう。
デコポンと不知火の違いを紹介しました。
不知火として出荷されていても、わずかに基準に満たないだけでデコポンに劣らないものもあります。
価格と相談しながら、よく見極めて購入してくださいね。
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