虹の色の順番とその理由!簡単な覚え方は?赤外線と紫外線とは?
虹を目にすると、なんだか得をした気分になれますね。
雨上がりの空や滝に掛かる思わず写真に撮ってSNSにアップする人もいますね。
ところで、虹の色の順番を覚えていますか?
どうしてあの順番になのか理由をご存じでしょうか?
赤外線や紫外線という言葉は知っていても、虹の両端の色である赤や紫の外側はなぜ見えないのか、説明できる人は少ないかもしれませんね。
そこで、今回は虹の色の順番とその理由や、簡単な覚え方などを中心にご紹介します。
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虹の色の順番とその理由は?
虹の色の順番は、アーチ状の外側から 「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」です。
どこで見てもこの順番は変わりません。
虹は空気中の水滴に太陽の光が入り、中で屈折して出て来ることによって色が分かれます。
赤は波長が長く屈折率は最も小さいので、虹の 一番外側(上)に見えます。
紫は波長が短かく屈折率が最も大きいので、虹の 一番内側(下)になっています。
虹の色の順番・覚え方は?
最近では、インターネットを駆使して何でも調べることができますから、試験でもない限り何かを覚えるということに熱心になる機会が減っているように思います。
虹の色もイメージはできても、ちょっと描いてみようという時に果たして正確に描けるでしょうか…。
虹の色の順番の覚え方は簡単です。
「せきとうおうりょくせいらんし」と、リズムよく色の名前を唱えるのです。
同時に「赤が上」と唱えておけば完璧です。
他には、 「知らせろ男」という覚え方があり、こちらは内側から「紫(し)、藍(ら)、青(せ)、緑(ろ)、黄(お)、橙(と)、赤(こ)」となります。
英語が得意だ、という人向けには 「Roy G Biv(ロイ・G・ビヴ)」という人の名前のような語呂合わせで覚えるというのもあるそうです。
「Red、Orange、Yellow、Green、Blue、Indig、Violet」の頭文字ですね。
逆方向に【VIBGYOR(ビブギヨール)】というのもあります。
意味のない呪文のようなものですので、英語ネイティブではない日本人にはあまり馴染めなそうですね。
赤外線・紫外線とは?
虹を眺めていると、 「赤より外側の赤外線、紫より内側の紫外線は見えない」というのがよくわかると思います。
なぜ、赤から紫までは見ることができるのに、その外側の赤外線と紫外線が見えないのでしょうか。
人間が視覚的に捉えられる色は可視光線といわれ、虹の色が示す赤から紫までの間です。
虹の向きでいうと赤より外側、すなわち赤より波長が長く、屈折率が低い色は人間には認識できませんし、紫より内側、すなわち紫より波長が短く、屈折率が高い色も認識できません。
目の機能の限界ということになりますが、これはあくまでも 「人間の目」にとっての話であり、赤外線や紫外線を捉えることのできる生き物は沢山います。
たとえば、ある種のヘビは赤外線を頼りに獲物を捕らえますし、昆虫の多くは紫外線を見分けることができます。
また、人間の目で見ることができないだけで、光の種類としては存在しています。
特に赤外線は見ることができないことを逆手に取って、リモコンなどのセンサーや携帯電話やゲーム機の通信に用いられている場合があります。
赤外線が出ていると分かる光源をじっと見つめたりすることは避けたほうがよいです。
また、紫外線は皮膚や眼に対する悪影響がよく話題になりますね。
虹について少し理解が深まったでしょうか。
もちろん、純真な心で「綺麗だな」と眺めることも大切ですが、少し科学的に眺めてみるのもよいのではないでしょうか。
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