毒を持つ植物!日本三大有毒植物から身近に存在する花まで!
毒を持つ植物というのは意外にたくさんあります。
身近によく目にしている花などでも、口にするのはもちろん、手で触れるだけでも危険なものも多いです。
なかには、体の中に取り入れてしまって命を落とすほどの猛毒を持つものも…。
山間などでなく、普段子どもが遊んでいるような場所でも目にすることもありますので、注意したいですね。
そこで、今回は身近に存在する毒を持つ植物をテーマにご紹介します。
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毒を持つ植物と危険性!
まずは、 「日本三大有毒植物」からご紹介します。
【トリカブト】
アルカロイドが主な毒成分です。
花粉にも毒がついています。
口にすると、呼吸困難、嘔吐、臓器不全といった症状に見舞われます。
死亡例も多く、口にしてから数秒で亡くなることもあります。
【ドクゼリ】
シクトキシンという毒成分を持っています。
世界中に自生しており、日本にも多く、根っこがわさびに似ているのが特徴です。
口にすると、呼吸困難、痙攣、下痢、嘔吐、意識障害などが現れ、日本でも死亡例が出ている植物です。
名前の通り、セリに似ているで注意しましょう。
【ドクウツギ】
赤、ピンク色の実がなり、一見するとかわいい植物ですが、コリアミルチンという毒性を持ちます。
見た目のかわいさから、子どもが口にしてしまうこともありますが、痙攣や呼吸困難といった症状が出ることも…。
こちらも国内での死亡例が確認されています。
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日本三大有毒植物は、いずれも死亡例がある恐ろしい植物ですが、それ以外にも毒を持つ植物は身近に多く存在します。
【ヒガンバナ】
トリカブトと同じく、アルカロイドを含む植物。
田んぼや竹林など、身近によく目にします。
赤い花が特徴です。
【キョウチクトウ】
古い学校の周りなどに良く植えられている花です。
強心作用が強く、口にすると下痢や食欲不振、運動失調になります。
【スズラン】
こちらも、公園などでよく目にする白くてかわいい花です。
植物全体に毒がありますが、特に花に強い毒性を持っています。
口にすると、尿たんぱく、頻尿、下痢、ひどい時には呼吸困難になることもあります。
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【ハシリドコロ】
こちらも、トリカブトと同様のアルカロイドを含む植物です。
特に、根、茎に毒が強く、ふきのとうに似ているので、口にしてしまうケースが多いです。
【オトギリソウ】
黄色い鮮やかな花が特徴です。
漢方に使用されることもありますが、ピペリシンという光作用性物質を含むため、体内に入った後に光を浴びると皮膚症状が出ます。
【オナモミ】
くっつき虫と呼ばれる植物。
口にすると、筋収縮、痙攣などを起こします。
海外では家畜の死亡例もあるそうですが、他の植物と比べると毒性は低めです。
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【アジサイ】
梅雨が見頃の、身近によく目にする花です。
アミグダリンという毒成分を持ちます。
口にしてしまうと、過呼吸や痙攣、麻痺などが起こります。
【オシロイバナ】
公園などでもよく目にする、ピンクの花です。
トリゴネリンという毒成分が含まれ、嘔吐、腹痛、下痢などの症状を引き起こします。
【アネモネ】
紫色が鮮やかな花です。
草全体に毒がありますが、特に汁液に注意しましょう。
皮膚炎や水疱ができてしまいます。
身近に潜む、毒を持つ植物を紹介しました。
公園などでよく目にする植物、鑑賞に好まれる花でも毒を持つこともあるので、気を付けたいですね。
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