軽傷・重傷・重体・軽症・重症の違い!危篤は医師が判断する?
軽傷、重傷、重体といった表現を使うことがあります。
災害や大きな事故などのニュースの際には、人の体の状態について、
軽傷よりも重傷の方がひどいのだろうということはなんとなく想像がつきますが、実際の状態についてはイメージがつきにくい部分もありますね。
また、 軽症、重症という漢字を使うと、その意味も変わってきそうですが、イマイチそれぞれの違いがピンと来ないこともあるでしょう。
そこで、今回は軽傷・重傷・重体・軽症・重症の違いについて詳しくご紹介します。
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軽傷・重傷・重体の違いとは?
軽傷、重傷というのは 怪我の程度の違いを表す言葉です。
これらは、怪我が全治するまでにかかる期間で区別されています。
ちなみに、全治というのは怪我をする前の状態に戻るまでという意味ではなく、 治療にかかる期間のことを指します。
病院に通院する期間が終わっても、リハビリや体力を回復させるまでに時間がかかるケースもありますが、病院での治療を終えた時点で全治と判断されます。
軽傷というのは、全治30日未満の怪我を指しています。
かすり傷程度から、軽めの骨折くらいまでが軽傷という括りになるでしょう。
重傷というのは、命に別状のない全治30日以上の怪我のことです。
症状としては重くなくても、治るまでに時間がかかるものから、命に別状がなくても後遺症が残る程度の怪我まで幅広いです。
また、重体というのは、重傷とは違い、 命に関わる状態を指す言葉です。
「意識不明の重体」などという表現をよく耳にしますね。
重体の場合には、亡くなってしまうケースも想定されるので、全治するかどうかわからないという側面もあり、軽傷や重傷とは区別されます。
軽症・重症の違いとは?
軽症、重症というのは 症状の程度を表す言葉です。
軽傷、重傷は怪我の程度を表していましたが、こちらは病気などの症状も含まれることが違いです。
軽症とは、怪我や病気の状態が軽いことです。
重症とは、命の危険はないけれど、病気や怪我の状態が重いことを指しています。
完治まで長時間かかったり、後遺症が残るケースもあります。
また、 重篤というのは重症とは違い、 命の危険性が高い重い症状の時に使われる言葉です。
危篤とは医師が判断するもの?
危篤というのは、通常、 死期が迫った状態のことを指します。
いつ亡くなってもおかしくない状態の時に使用される言葉です。
危篤から快復するケースもありますが、一般的には快復の見込みがないと医師が判断すると、危篤と告げられることになります。
ただし、そのままの状態が数週間、数か月以上続くこともあります。
特に、若い人の場合には体力があるので、危篤状態が長引くこともあるようです。
症状や怪我の程度を表す言葉を紹介しました。
身近な人が事故や災害に巻き込まれた時、正しく状況を把握するためにも覚えておくといいでしょう。
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