彼岸花(曼珠沙華)の花言葉と花名の由来!毒を持つ真紅の花!
彼岸花。
秋のお彼岸の時期に真っ赤に咲き誇る
1年に1度は必ずといっていいほど見かけますが、実はこの花のことをあまりよく知らない人も多いのではないでしょうか。
赤い花が有名ですが、他にも色があるんです!
せっかくですから花言葉や花名の由来、別名なども覚えておくと便利ですよ。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれますが、他にもたくさんの異名を持つ花です。
そこで、彼岸花の花言葉や花名の由来、別名などの豆知識をご紹介しますね!
Sponsored Link
コンテンツ
彼岸花(曼珠沙華)という花名の由来は?
まずの花名の由来ですが・・・
「彼岸花」というのは、 「秋のお彼岸の時期に咲くから」というのが一般的です。
他にも「これを食べた後は彼岸(死)しかない」という意味だとする説もあります。
毒を持っている花だけに、ちょっと怖い説ですよね。
・私たちが今生きている世界=此岸(しがん)
・お釈迦様がいる世界=彼岸(ひがん)=つまり、あの世。
といいますので、わかりやすいですね。
曼珠沙華というのは仏教に基づくもので、 「天井の花」「白くやわらかな花」という意味を持っています。
真っ赤な彼岸花とは、ちょっとイメージが異なりますね。
彼岸花の花言葉と由来
彼岸花の花言葉は・・・
「悲しい思い出」「また逢う日を楽しみに」
などがあります。
色別の花言葉もあります。
「情熱」「独立」「再会」「悲しい思い出」「あきらめ」
「また逢う日を楽しみに」「思うはあなた一人」
【白】
「思うはあなた一人」「また逢う日を楽しみに」
【黄色】
「深い思いやりの心」「悲しい思い出」「追想」
お彼岸にちなむ花だけに、悲しくて切ない言葉が多いですね。
彼岸花には不吉な迷信もあり・・・
・「家に持って帰ると火事になる」
・「摘むと死人が出る」
ともいわれています。
これは真紅に染まる花の色や花名から連想された言葉のようです。
不吉な花言葉だけではありませんが、プレゼントなどには向きませんね。
Sponsored Link
彼岸花の別名
他にも下記のような 別名を持っています。
・地獄花
・幽霊花
・死人(しびと)花
・剃刀花
・捨子花、
・狐花
・はっかけばばあ
こうして見ても、縁起の悪い名前が並びますね。
日本では 「不吉な花」だと考えられていて、嫌われることも多いです。
ただし、「赤い花」「天井の花」というおめでたい意味で捉えられることもあり、相反する側面を持っていたりもします。
日本では、彼岸花の別名は1,000以上もあるといわれていますので、仏教の世界に通じる様々な名もありそうですね。
トリカブトの名前の由来と花言葉!ケルベロスの唾液から生まれた花!
彼岸花の特徴
ヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する花で、学名は「Lycoris radiata」です。
原産地は日本と中国で、開花時期は 7~10月。
放射状に花が開き、特に鱗茎にアルカロイドを多く含む有毒性の球根性植物です。
食べると下痢や吐き気を伴い、中枢神経が麻痺して死亡する例もあります。
一説にはこの毒をミミズが嫌うため、これを捕食するモグラやネズミなども彼岸花の咲いている場所にはいないともいわれています。
稀に白い花を咲かせますが、欧米などでは園芸品種として黄色、ピンク、クリーム色なども開発されています。
埼玉県日高市の 「ひだか巾着田」は、秋になると曼珠沙華が赤い絨毯を敷き詰めたように咲き乱れる、有名な観光スポットです。
秋になってこの花を見かけることがあれば、花言葉を思い出して下さいね。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。