トリュフの栄養成分と効果・効能・カロリー!妊婦との相性は?
トリュフ。
フランス料理でお馴染みの高級食材、滅多にお目にかかれないので、結婚披露宴などの料理で見かけることが多いですね。
キャビアやフォアグラとともに「世界三大珍味」の1つですが、お皿の上にほんのちょっぴり乗っているだけで、ハッピーになりますよね。
ただし、栄養学的にはどんな成分が含まれている野でしょうか…。
今回は、そんなトリュフの栄養成分や効果・効能・カロリーについてご紹介します。
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トリュフの主な栄養成分とカロリーは?
トリュフとは、 子嚢菌門(しのうきんもん)セイヨウショウロ科セイヨウショウロ属に含まれるきのこの総称を呼んでいます。
あまり聞き慣れないと思いますが、漢字で書くと「西洋松露属」に属するもので、私たちがよく食べる椎茸や舞茸などとは外観も随分異なります。
カシ属の植物などの根に菌根を張って寄生し、地下に「子実体」と呼ばれる3~10cmの塊を作ります。
トリュフは香りを楽しむための食材なので、特別な栄養素は含まれていないという声もあります。
しかし、きのこ類に含まれる 食物繊維やビタミンD、シアスターゼが含まれており、健康維持効果のある成分を持ち合わせています。
また、気になるカロリーですが、100g当たり44kcalとなっています。
100gも使うとなるとお値段も張りますが、他のきのこ類と同等のカロリーです。
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トリュフの効果・効能は?
トリュフに含まれる栄養素には、下記のような 効果・効能があります。
まず1つ目の食物繊維は、腸内環境を整える働きがあることから便秘予防や肥満の改善に繋がる効果を持っています。
また、 糖尿病にも効能を示すということで、体内に必要のない物質や老廃物を絡め取って排出する力は折り紙付きですね。
2つ目のビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨を強くする働きがあります。
そもそもビタミンとは、人体の中で合成することができない 「微量栄養素」を呼んでいますが、ビタミンDは私たちの体内でコレステロールから合成できる物質です。
紫外線の照射により生成され、骨の軟骨化を抑制する貴重な栄養素です。
そして、3つ目のジアスターゼは消化酵素の一種ですので、胃腸の働きをよくする効果が期待できます。
市販の胃腸薬などにも利用されるほど、胃酸の量や働きをコントロールできる優れもので、胃痛やむかつき、胃もたれにも有効な成分です。
また、近年トリュフには美肌効果を持つ成分が含まれていることがわかってきました。
肌細胞を活性化し、生まれ変わりのサイクル(ターンオーバー)を正常化して美肌に導くといわれています。
トリュフは 高血圧にも効能を持っており、健康維持に繋がる要素も意外と多いのです。
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トリュフの栄養・妊婦さんとの相性は?
妊娠中は、 葉酸、DHA、食物繊維、鉄分、カリウム、カルシウムをバランスよくとることが大切です。
トリュフには、食物繊維やカルシウムの吸収率を上げるビタミンDが含まれているため、妊婦さんの便秘予防や、胎児へのカルシウムの供給にも優れています。
ジアスターゼによる母体の胃腸のコンディションを整える働きも期待できます。
意外と食材の制限が多い妊婦さんでも、トリュフは合格ラインを超えているといって良いでしょう。
残念ながら日本にはトリュフの天然物はありませんが、岩手県や山口県などで人工栽培されていますので、これから徐々に食べやすい食材になるかもしれませんね。
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