赤ちゃんの水いぼ!原因やできやすい部位、治療はイソジンで?
「水いぼ」は痛みはありませんが、見ていてなんだか痛々しいですね。
子供にできるまだ小さい赤ちゃんの場合は、親としても心配ですね。
最近では、生後6ヶ月~1歳になるとベビースイミングを始めたり、自宅でビニール製のプールに入って遊ぶことも増えますので、注意した方が良さそうです。
この病気の正式名称は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と呼ばれ、白いブツブツが胸や脇の下などに現れます。
幼稚園や保育園では、水いぼがある子供は他の子への感染を防ぐためにプールに入らないように指導しているところもあります。
ところが、実際はプールで感染することはないともいわれ、正確にはまだまだ共通認識ができていないのが現状です。
そこで今回は、赤ちゃんの水いぼの原因やできやすい部位、治療法についてご紹介します。
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赤ちゃんの水いぼ・できやすい体の部位は?
水いぼができやすい部位は、胸や脇の下、肘や膝などの皮膚の柔らかいところで、手足やおしりにもできます。
まれに顔に水いぼができてしまうこともあります。
赤ちゃんの場合、皮膚がまだ非常に軟らかく、しかもデリケートなため、全身に広がる危険性を考慮しておいた方が良さそうです。
顔にできてしまうと寝ている時などに無意識のうちに水泡を潰してしまい、そこから感染が広がることもあるため注意しなければなりません。
水いぼのできやすい体質は、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の子といわれているため、心当たりがあれば尚更警戒しておきましょう。
赤ちゃんの水いぼ・原因は?ウイルスなの?
水いぼの原因は、 伝染性軟属腫ウイルスに感染することで発症します。
一般的には、プールで感染している子に直接触れたり、同じタオルなどを利用する際にウイルスに感染すると考えられています。
赤ちゃんが発症するケースを予測すると・・・
・ベビースイミング
・子ども用のビニールプール
・お兄ちゃんやお姉ちゃんが既に感染している
などが挙げられます。
まだ発症していないだけで体内に潜伏している可能性もあるため、「近所の子どもから」「家庭内で」というケースも考慮しておく必要があります。
伝染性軟属腫ウイルスの感染力自体は弱く、スイミングクラブなどのプールに含まれる塩素ですぐに死んでしまうことがわかっています。
ですから、泳いだ後の着替えやタオルの共有などが主な原因になっているようです。
一度発症すると、水ぶくれのように潰してしまったりして、中のウイルスが他の部位に広がって症状が悪化することもあるため、治療は慎重に行うべきです。
赤ちゃんの水いぼ・治療法は?イソジンで治る?
水いぼの治療法として最も一般的なのは、 ピンセットで潰すというものです。
お医者さんに行ってもらうと強い痛みを伴いますので、嫌がる子どもも多く、赤ちゃんの場合は余計慎重にならざるを得ません。
また、うがい薬のイソジンを進める医師もいます。
具体的には、お風呂上りにイソジンを綿球などに浸け、それを患部に塗るというものです。
ただし、効果は個人差が大きいようで、確実な治療法とまではいえません。
水いぼは、数ヶ月放置しておくと自然治癒も見込めますが、それまでに掻きむしったり潰したりして、他の細菌感染などを招く危険性もあります。
赤ちゃんでも、とびひなどに発展しないよう注意すべきです。
小児科や皮膚科に相談することも!
水いぼは、遅くとも1~2年ほどすれば抗体もでき、自然治癒が可能な病気です。
そのため、発症したからといって 早急な治療が必要というわけではありません。
ただし、赤ちゃんにできてしまうと勝手に痛々しいと思ってしまい、何とか治してあげたいと思うのが親心ですよね。
家族内にアトピー性皮膚炎を持っている兄弟、姉妹がいる場合などは、そちらの方への影響も心配されます。
皮膚科などの医師も、「絶対に治療しなくていけない」という認識ではないことも多いですが、特別な事情があれば、それを考慮した上で治療の要否を提案してくれるはずです。
まずは、お近くの小児科や皮膚科で相談してみることが大切ですね。
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