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蚊の寿命・越冬する種類も!デング熱などを媒介しても変わらない?

蚊の寿命

蚊の寿命・越冬する種類も!デング熱などを媒介しても変わらない? | なるほど情報マガジンは、夏だけでなく冬でも見かけることがありますね。

人間にとっては厄介な存在なのですが、寿命はどれくらいなのでしょうか?

 

「越冬できる生き物なのか」「オスとメスで寿命は異なるのか」など、気になることも多いです。

また、最近流行している デング熱 ジカ熱などの病原体を媒介しても、蚊の命に影響はないのでしょうか?

 

そこで、今回は蚊の寿命についてご紹介します!

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蚊の寿命・どれくらい生きられる?

種類によって違ってきますので、日本でよく見かける イエ蚊の寿命がどれくらいなのか、見ていきましょう。

 

まずは、春から夏にかけて生まれてきた蚊についてです。

成虫になってからのイエ蚊は、特に蚊の生命を脅かす要素のない実験環境では約1ヶ月生きるという報告があります。

 

自然な生活環境では外敵の脅威もありますので、 3週間くらい生きられるであろうといわれています。

人を刺そうとした場合には、もっと短い期間で駆除されてしまう可能性も高くなりますね。
 
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蚊の寿命・越冬する種類もいる?

イエ蚊の中でも、 アカイエカの中には秋に生まれて成虫の状態で冬を越すものもいます。

冬に見かける蚊はこのタイプですね。

 

寒い間は薄暗くて比較的暖かな場所でじっとしています。

部屋の中でいえば、クローゼットや押入れ、下駄箱の中でこっそり越冬しています。

 

ただし、越冬して春を迎えられるのはメスだけです。

オスは秋に生まれても越冬中に死んでしまいます。

 

また、越冬中のメスの蚊は人を刺しません。

そして、春になって1回産卵すると死んでしまいます。

 

秋生まれで蚊の成虫になってからの寿命は6ヶ月くらいということになりますね。

 

ヒトスジシマカは寒さに弱いので成虫の状態では冬を越せませんが、秋に水の中に産み付けられた卵が冬を越すことができます。

 

温かくなると卵が孵って ボウフラになり、その後羽化して成虫になります。

卵の時代からのトータル寿命が6ヶ月くらいになります。

 

蚊の寿命・オスとメスで異なる?

昆虫の場合、 オス メスとでは寿命が異なることは珍しくありません。

蚊も例外ではなく、オスはメスとの交尾を済ませるとすぐに死んでしまいます。

 

成虫になってから10日~2週間の間に交尾するといわれていますから、メスの寿命の半分くらいになっています。

 
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蚊の寿命・デング熱などを媒介しても変わらない?

デング熱 ジカ熱などの感染症を蚊が媒介するということは、今では誰もが知っていると思います。

刺された人間は大変なことになりますが、蚊もその病原体におかされて命を落とすことはあるのでしょうか。

 

デング熱を媒介する蚊で日本に生息しているのはヒトスジシマカ(ヤブ蚊)で、その寿命は普通1ヶ月ほどです。

そうしたウイルスを持っていると、寿命はもっと短くなり一週間くらいで死んでしまうという説がありますが、実際には 影響はないとする見解が一般的です。

 

また、ヒトスジシマカの行動範囲は100~150mといわれています。

デング熱のウイルスを持っている蚊が産んだ卵にウイルスが移っている可能性はゼロではないようですが、ほとんどないとされています。

 

すなわち、デング熱の発生源が突き止められた後、最大1ヶ月はその地域に近寄らないようにすることが大切です。

やむを得ず近づかなければならない場合は、虫除けの対策をきちんとすることで、かなりの確率で感染することを避けられそうです。

 

蚊の寿命は身体の大きさや柔らかさを思うと意外と長いようにも思えます。

もっとも、人を刺す蚊は生まれて間もなく駆除されてしまうものも多いでしょうから、実際に3週間、4週間と生きられる個体は少ないのかもしれませんね。

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