煎茶・玉露・かぶせ茶(冠茶)・抹茶の違い!栽培方法や製法は?
お茶は欠かせない存在ですね。
日本の食卓には、緑茶に限らず、紅茶やウーロン茶などは、発酵などの製法が違うだけで、同じ茶葉から作られます。
緑茶にも、 煎茶や玉露、かぶせ茶、抹茶など様々な種類がありますが、これらの違いについては正しくご存じでしょうか?
日本人なら是非知っておきたいですね。
そこで、今回は煎茶・玉露・かぶせ茶(冠茶)・抹茶の違いについてご紹介します!
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煎茶とは?
煎茶は、緑茶の中でも最も ポピュラーなお茶で、皆さんも毎日飲まれているのでははないでしょうか?
栽培方法としては、新芽が出てから摘み取るまでの期間、ずっと太陽光にさらした状態で茶葉を育てます。
そして、摘み取った茶葉を蒸して揉んで製造されています。
煎茶にもランクがたくさんありますので、ポピュラーなお茶ですが 高級品や 贈答用とされるものも多いです。
緑茶・紅茶・ウーロン茶の違い!同じ茶葉でも発酵具合で変化!
玉露とは?
高級品としてイメージされるのが 玉露ですね。
ですが、玉露も煎茶も同じ木の茶葉から、同じ製法で作られています。
ただし、茶樹の栽培方法に違いがあります。
玉露は、日光にさらして育てる煎茶の茶葉とは異なり、新芽が出る頃から20日前後 太陽光を遮った状態で茶葉を育てます。
茶葉に含まれるうまみ成分であるアミノ酸は、日光に当てる事でお茶の苦味であるカテキンに変わります。
日光を遮断して育てる玉露は、うまみ成分は凝縮されますが、カテキンは少なくなりまろやかな口当たりのお茶になります。
色合いにも違いが出て、煎茶と比較すると濃いめの緑色になります。
また、カフェイン量も増し、さっぱりとした苦みを感じるお茶になります。
かぶせ茶(冠茶)とは?
かぶせ茶は、煎茶と玉露の 中間のお茶といえます。
玉露との違いは、茶葉から日光を遮断する期間で、玉露が20日程なのに対して、かぶせ茶は1週間程度です。
色は玉露に似ていて、濃いめの色合いです。
かぶせ茶は、お茶を入れる時に使用する お湯の温度によって、味に違いが出るといわれています。
低温の湯でじっくり入れると玉露に近いまろやかな味になり、熱湯で入れると煎茶に近いさっぱりした味わいになります。
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抹茶とは?
抹茶というと、 粉末のお茶というイメージですね。
ただ、できた茶葉を粉末にしただけではなく、茶樹の育成や製法に違いがあります。
抹茶は、玉露よりもさらに覆いをかぶせて育てる時間を長くして作られています。
普通、お茶は摘み取った茶葉を蒸してから揉んで作りますが、抹茶の場合は揉まずに、やわらかい葉だけを残した 「てん茶」を臼で挽いて、粉末にするという製法上の違いもあります。
粉末にすることで湿気に弱く保存が効きにくいため、品質管理がとても厳しいお茶です。
お茶の種類と違いを紹介しました。
丁寧に淹れて、苦味やまろやかさを比較しながら飲んでみるのも面白いかもしれませんね。
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