大人のりんご病の症状と原因ウイルス・感染経路・潜伏期間!
りんご病というと、子どもがかかる病気というイメージがあるかもしれませんね。
でも、大人でも感染・発症する病気で、正式には「伝染性紅斑病」といいます。
しかも、その症状は子どもの場合より何倍も辛いといいます。
また、妊婦さんがかかると胎児に影響があるともいわれているため心配ですよね。
そこで、今回は大人のりんご病の症状や原因ウイルス、感染経路、潜伏期間、治療法などについてご紹介します。
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大人のりんご病の症状とは?
大人のりんご病では、まず 高熱とだるさ、吐き気、めまいなどの症状が現れます。
熱は3日ほどで下がるのですが、体のだるさが残ります。
続いて、頬の赤みや太ももに湿疹ができて痒みが出ます。
その後、 関節痛と 手足のむくみが出てきます。
大人の場合は子どもと違い、頬が赤くなることはそれほど多くありません。
特に辛いのは倦怠感、湿疹、そして関節痛で、歩くこともできない程になることも珍しくありません。
痒みは治ってもまたぶり返すことも多く、掻きむしって出血してしまうケースもあります。
この症状が 1ヶ月以上続きますので、考えただけで辛いですよね。
大人のりんご病の原因ウイルスと感染経路、潜伏期間は?
原因ウイルスは、 「ヒトパルボウィルスB19型」というものです。
潜伏期間は10~20日ほどもあります。
感染経路はくしゃみや咳などからの 飛沫感染と、触ったものからうつる 接触感染があります。
特徴として、症状が出てからは感染力がなくなります。
自覚症状のないうちに周りの人に感染させてしまっていることはありますが、自分に症状が現れている間はほぼ人に移すことはありません。
また、妊娠中には妊婦さんからお腹の子へ感染してしまうこともあります。
妊娠初期の場合、胎児への影響が大きく、流産するケースも多いといわれています。
ワクチンなどの主だった 予防法はないので、幼稚園などでりんご病が流行している時は、なるべく他の子どもに近づかないようにしたほうがよいかもしれません。
大人のりんご病の予防接種と治療について
インフルエンザであればタミフルがありますが、残念ながらりんご病のウイルスに有効な 治療法はありません。
予防するワクチンもないのですが、一度感染すると免疫ができるため、もう一度感染することはないようです。
子どものうちにやっておいたほうが楽かもしれませんが、そういう訳にもいかないですよね。
りんご病を根本的に治療する方法はありませんが、熱が出たら解熱剤、痒みが出たら痒み止め、というように症状に合わせた薬が処方されるので、症状を緩和させることができます。
あくまで対症療法が基本ということです。
ウイルスが体外に出て行くようになると改善されますので、しばらくは辛抱の日が続くことになりそうです。
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