昼寝で頭痛・吐き気・体がだるくなる原因!治し方、薬、予防法!
ウトウトしてしまうことがありますね。
午後のひととき、つい仕事中でもなく急ぎの用もない時は、布団と友達になってしまうことも…。
でも、しばらく寝て目を覚ますと、「なんだか頭痛がしてきた」「吐き気がすることがある」
「体がだるくてたまらない」などの症状が現れることがあります。
体や脳が眠くなって昼寝をしたのに、起きたら具合が悪くなるのはなぜなのでしょうか。
そこで、今回は昼寝で頭痛や吐き気、体がだるいと感じるようになる原因と、その治し方や予防法についてご紹介します。
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昼寝で頭痛が起こるのはなぜ?
昼寝から起きた時に感じる頭痛は 2種類あるといわれています。
まず横になって寝た場合ですが、昼寝をすると、身体はとてもリラックスした状態になります。
熟睡モードに突入すると、身体のリラックスにともない 血管が拡張します。
拡張した血管は回りの神経を圧迫し、それによって頭痛が起こります。
これを偏頭痛といいます。
また、テレビなどを見ながらや、乗り物の中でのように座ったままで寝てしまった場合には、頭が傾いた状態が続くことにより、頭や肩、首の筋肉が一方向に引っ張られてしまいます。
その状態が長く続くと 筋肉が緊張してしまい、血管を圧迫し血流が妨げられて頭痛が起こってしまうといわれています。
これを緊張性頭痛といいます。
昼寝をした後に頭痛が起こるのは、このどちらかの1つと考えられています。
偏頭痛や緊張型頭痛といっても慢性的なものではありませんので、昼寝をした時にのみ現れることが多いです。
光が眩しい時に感じる頭痛の原因とは?
吐き気やだるいと感じることも!
頭痛だけでなく、 吐き気や 体のだるさまで感じでしまうこともあります。
折角昼寝をしたのに気分が悪くなってしまっては逆効果、本末転倒ですよね。
昼寝の後の吐き気は、偏頭痛の場合、脳内の血管が拡張して周りの神経を圧迫することによって起こります。
緊張性頭痛の場合は、筋肉の緊張により 血流が悪くなることによって起こります。
また、頭痛とは別の問題で、昼食を沢山食べた後にすぐに横になって寝てしまったりすると、胃酸の逆流など消化との関係で吐き気がする場合があります。
体がだるいと感じるのは、まだ脳や体がしっかり目覚めていないため、朝と同じ傾向ですから仕方のないことです。
その他、もともと 慢性の偏頭痛持ちの方は、症状が現れる際吐き気を伴うことが多いため、注意して下さい。
治し方や薬、予防法は?
頭痛はとりあえず 市販の頭痛薬で血管の拡張や筋肉の緊張を解いてやれば治ります。
しかし、頻繁に頭痛薬を飲むのもためらわれますよね。
偏頭痛の場合は拡張してしまった血管を収縮させてやればよいのですから、首筋など太い血管が通っている部分を冷やしてみましょう。
部屋の温度を下げたり、照明を真っ暗にして静かな状態を保つようにして刺激を避けるようにします。
紅茶やコーヒーなどの カフェインが含まれている飲み物で血管を収縮させるのも効果があります。
ただし、これらの飲み物は飲みすぎるとまた血管が拡張してしまうの適量にして下さい。
緊張性頭痛の場合は、血流を回復させることが必要ですから、筋肉の緊張が解けるように部屋を暖めたり、だるい部分をカイロや湯たんぽ、蒸しタオルなどで暖めたりします。
短い時間ですぐに効果がでるものではないので、長めにゆっくりと温めます。
しかし、毎回昼寝の後に、「この頭痛は偏頭痛だな」「変な恰好で寝ちゃったから緊張性頭痛かも」と判断し、対処するのも面倒な話です。
頭痛や吐き気、だるさが起こらないような昼寝のしかたを工夫するべきです。
一番効果がある方法は、無理のない姿勢での昼寝を短時間で切り上げることです。
特に偏頭痛の場合、血管の拡張は眠りに落ちてから20分から30分後に起こり始めますから、それまでにタイマーなどで目を覚ますのが効果的です。
時間が短すぎると思うかもしれませんが、やってみると意外とすっきり起きられるものです。
どうしてももっと長く寝たい場合には、人の睡眠には深さの波がありますから、眠りが浅くなるタイミングで起きるようにするとよいでしょう。
ただし、昼寝の時間を長く取りすぎると夜眠れなくなりますので、とりあえず 15分程で一回起きて、どうしても眠り足りない場合だけにするべきです。
時間がある時に目覚ましタイマーをかけて、自分がどのくらいの長さの睡眠を取った時が一番すっきり目覚められるかを試してみるのもいいかもしれませんね。
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