ものもらい(霰粒腫)の症状と特徴!早く治す食べ物や市販薬は?
「麦粒腫」と 「霰粒腫」の2種類の目の病気を総称した呼び方です。
ものもらいとは、大阪府、兵庫県、奈良県などの関西地方では「めばちこ」とも呼ばれています。
その中で、霰粒腫は将来 ガン化する恐れもあるという説があり、麦粒腫とは異なり、長期間治らないというケースもあります。
なるべく早く治療を開始して不安を解消しておきたいですね。
そこで、今回はものもらい(霰粒腫)の症状や特徴、治療におすすめの食べ物、有効な市販薬などをご紹介します。
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ものもらい(霰粒腫)の症状と特徴
まつ毛の生え際に、脂を分泌する マイボーム腺というものがあります。
このマイボーム腺が詰まってしこりができるのが霰粒腫です。
主な症状は、眼瞼(まぶた)の腫れや異物感です。
典型例では痛みも赤みもなく、眼瞼にコロコロとしたできもの(腫瘤)が見られます。
炎症を伴った場合は麦粒腫と似た症状が出ることがあり、これを 「急性霰粒腫」と呼びます。
しこりで腫れているだけならば基本的に痛みはありませんが、化膿して炎症を起こすと痛みを伴います。
霰粒腫はマイボーム腺の詰まりが原因なので、麦粒腫と異なり、細菌感染を伴わない 無菌性の炎症です。
普段からお風呂の中などでまぶたをマッサージすると予防になるでしょう。
ものもらい(霰粒腫)を早く治す食べ物はある?
目の働きを改善する栄養といえば、ブルーベリーやカシスなどに含まれるポリフェノールの 「アントシアニン」がありますね。
また、ものもらいが起こるということは、その背景にからだが疲れていて免疫力が落ちていることが関わっています。
そのため、、目だけでなく体に良い栄養をできるだけ幅広くしっかり摂ることも大切です。
特に、 ビタミンA、B、Cをしっかり摂るようにしましょう。
目に効く栄養素と効果、おすすめの食べ物は・・・
・ビタミンA (目の疲れをとる:レバー、ウナギ、人参、ホウレン草、・カボチャ)
・ビタミンB (目の新陳代謝を促進:豚肉、たまご、モロヘイヤ、納豆、のり)
・ビタミンC (目の粘膜を強くする:トマト、ピーマン、ゴーヤ、レモン、いちご)
などが挙げられます。
これらの水溶性のビタミンは、少しずつ食べることにより効果が高まります。
また、炎症を悪化させる食品がありますので、注意が必要です。
刺激の強い食べ物や、エビ・カニなどの甲殻類、アルコール類は、ものもらいの炎症を悪化させる傾向があります。
霰粒腫で目に違和感を感じる時は、控えるようにして下さい。
麦粒腫の症状と特徴!早く治す食べ物や市販薬は?
ものもらい(霰粒腫)を早く治す市販薬はある?
基本的に 「霰粒腫に効く」という目薬はありません。
それは、霰粒腫が細菌感染を伴わない無菌性の炎症だからです。
麦粒腫である可能性も視野に入れて、霰粒腫によって引き起こされる炎症や充血といった症状に市販の目薬を使用しながら、腫瘤が体に吸収されるのを待つことが目的となるでしょう。
市販の目薬で対応する場合は、充血を取る成分や抗炎症作用のある目薬を自分の症状に合わせて使うのが効果的です。
例えば・・・
・【抗菌アイリス】
スルファメトキサゾールを配合した目薬で、一回使い切りのタイプです。
目のかゆみや炎症を抑える効果のある成分も合わせて配合されています。
・【ロート抗菌目薬i】
抗菌成分のサルファ剤と抗炎症成分を配合した使い切りタイプの目薬です。
目に止まりやすく、成分が浸透しやすいのがウリとなっています。
・【ティアーレ抗菌目薬】
抗菌成分のサルファ剤を基準内で最大配合された使い切りタイプの目薬です。
抗炎症成分も配合されており、炎症を効果的に沈められます。
腫瘤が小さければ自然に吸収されることもありますが、大きい場合は、医療機関で副腎皮質ステロイド薬の注射や、手術で摘出したりする必要があります。
また、高齢者では悪性腫瘍との鑑別が必要であることもあり、侮ることはできません。
気になる場合は、早急に眼科受診をおすすめします。
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