蓮(はす)の花名の由来と花言葉!仏教との関わりが深い花!
蓮(はす)。
夏の早朝に咲く花、雑貨などのモチーフになっていることも多いですが、アジアンテイストなイメージでなんとなく神秘的な花ですよね。
仏教との関わりも深いことでも有名ですが、どんな 花言葉を持っているのかご存知ですか?
特に、私たち日本人と繋がりの多い植物だけに、花名の由来なども知っておきましょう!
そこで、今回は蓮の花名の由来や花言葉などついてご説明します。
コンテンツ
蓮の花名の由来は?
元々の花名は 「はちす」と呼ばれていました。
これは花床が蜂の巣のように見えることに由来しています。
そして「はちす」が徐々に転訛していって「はす」になったという訳です。
「蓮」の漢字になったのは、連なって花を咲かせるという特徴から、「連」という漢字に植物の意味を持たせる草冠をつけたからだそうです。
最近では子どもの名前の人気上位に入るほどの漢字で、名前の場合は「れん」と読むことがほとんどです。
ちなみに、「事の善悪に関わらず行動や運命を共にする間柄」のことを四字熟語で「一蓮托生」といいますが、「その人と同じ蓮の花の上に生まれたような運命的な意味」で用いますね。
蓮の花言葉と由来
蓮全般の 花言葉は・・・
「沈着」「救ってください」「休養」
といったものです。
ネガティブなイメージの言葉がない訳でもないようですね。
それぞれの花言葉に色々な意味があります。
例えば「清らかな心」というのは、蓮という植物の成長の仕方に由来しています。
実は、綺麗な水よりも 泥水で育った方が大きな花が咲くという特徴があるのです。
泥水(苦難や困難)から立ち上がって、大きな花を咲かすことを暗示していると考えられています。
また、「離れゆく愛」というのは、花が咲く期間が短く、1つの花の持ちも短いことから来ています。
その他、早朝に咲いて午後になると閉じていくという規則正しいリズムを持っている特徴から、 「休養」という花言葉もありますね。
「神聖」「沈着」「救ってください」などは仏教に由来しています。
アジアンテイストな感じがするのもそこから来ているのでしょうね。
蓮と仏教の関係
泥水の方が大きな花が咲くというお話をしましたが、泥水を成長に必要とする姿が 「仏の慈悲」の象徴とされています。
けがれたものに染まらず、美しい花を咲かせるというのが仏教の考えと同じなのです。
仏像をよく見てみると、蓮の上に載っているものが多いですし、頭の上に載せているものもあります。
「台無し」という言葉がありますが。これは(蓮の)台座がなければ仏像も威厳がなくなってしまうというところからきている仏教用語です。
いかに仏教を象徴する花であるかがわかりますね。
蓮の特徴
ハス科ハス属の花で、原産はインド亜大陸です。
茎をのばして水面に葉と花を出します。
鑑賞用以外に食用や薬用としても使われています。
ベトナムの国花でもあり、蓮の花や茎で香りづけしたお茶が良く飲まれています。
「蓮茶」ともいいますが、「ベトナムティー」ともいうので、日本茶と同じような存在なのでしょう。
開花時期は7月から8月の早朝に花が咲き、夕方には閉じます。
花持ちは4日ほどです。
花は白やピンクがメジャーですが黄色いものもあります。
もし見かけることがあれば、花言葉を思い出して下さいね。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。