タラの芽の下処理!ハカマ取りと虫の除去、アク抜きの方法は?
タラの芽はウコギ科の落葉低木であるタラノキの若い芽です。
春の山菜として有名で、ちょうど里の桜が八分咲きの頃に木の先端の頂芽のみを採取します。
最近では、農家が食用に栽培したものがパック詰めされて販売されているのを見かけることもありますね。
でも、やはり 天然物とは味も香りも違ってきますので、自分で採ってきたものはまた格別ですよ。
そこで、今回はタラの芽の下処理や美味しい食べ方についてご紹介します。
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タラの芽の下処理・ハカマ取りや虫の除去、アク抜きは?
下処理として、まずタラの芽を水でよく洗います。
根元の硬い部分は切り落とします。
タラの芽のハカマの部分には、虫が入っていることがよくありますし、硬くて食べられないので、取り除いてきれいに洗いましょう。
根元の断面に十文字に切り込みを入れておくと、火が通りやすくなります。
次に アク抜きの方法ですが、たっぷりの水に塩を入れて沸騰させ、下処理をしたタラの芽を3分くらい茹でて冷水にとり、しっかり冷ませばアクは抜けます。
山菜のほとんどはアク抜きが必要ですので、それぞれに合った方法でアクを抜いておく必要があります。
タラの芽の食べ方・天ぷらの作り方!
タラの芽の食べ方で、一番先に思い付くのは 天ぷらですよね。
お店で食べるとからりと揚がっていて、サクサクでとても美味しいです。
その美味しさを家庭でも作るのには、どうしたらいいのでしょうか。
まず、タラの芽を天ぷらにする場合はアク抜きは必要なく、高温で揚げるという段階でアクは抜けてしまいます。
上手に揚げるには、天ぷらの衣が重要です。
水、小麦粉を冷蔵庫でしっかり冷やしておくことがポイントです。
さらに、水と小麦粉を混ぜ合わせる時に、 氷を入れるとさらに効果があります。
次に揚げ方です。
油は175~180度くらいの温度にしておきます。
タラの芽に衣をからめ、根元から揚げていきます。
根元の部分を10秒くらい揚げてから先端を揚げましょう。
一度に全体を油に入れてしまうと、根元の部分に火が通る頃には先端には火が通り過ぎてしまいますので、面倒でも1つずつ丁寧に揚げて下さいね。
衣がいい色になったらできあがりです。
網などに載せて油を切って、熱いうち食べるようにすると美味しさも増しますね。
タラの芽の食べ方・天ぷら以外で美味しいのは?
タラの芽というと天ぷらと考えてしまいますが、煮ても、焼いても、炒めても、佃煮にしても美味しく食べることができます。
しっかりアク抜きをしたものを利用して調理しましょう。
【煮る】
・油揚げやタケノコなどと出汁でさっと煮ます。
・他の山菜と一緒に煮ると山菜うどんの具になります。
・アヒージョ風にオリーブオイルで煮ることもできます。
【焼く】
・アルミホイルの上にタラの芽を置き、バターを数か所に散らして置き、アルミホイルできっちりくるんでから蒸し焼きにします。醤油をたらして食べます。
・さっと茹でた後、豚や牛の薄切り肉で巻いて焼きます。
【炒める】
・タラの芽とイカと合わせて炒めます。
・ニンニクと炒めるのが意外と合います。
【佃煮】
・酒、みりん、砂糖、醤油で濃いめの味に煮付けます。
その他、お浸し、和え物、ピザの具など、いろいろな食べ方があります。
和風だけでなく洋風、中華風など様々な調理方法にも合っており、沢山手に入った場合は、天ぷらだけにしてしまうのはもったいないです。
本格的な天ぷらにするのが億劫な人は、小麦粉を絡めて多めの油で揚げ焼きにするだけでも美味しくいただけますよ!
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