厄年の出産・男の子は厄落としに!女の子は捨て子の習慣を!
多くの災禍が降りかかるとされています。
厄年といえば、特定の数え年の年齢を指し、
新しいことを始めるのに相応しくないともいわれ、女性の場合は結婚や出産なども対象となりますが、必ずしも「縁起が悪い」ともいえません。
むしろ、 厄落としになるともいわれているのです。
また、女性の晩婚化が進み、30歳以降での出産も珍しくなくなりましたので、厄年に赤ちゃんを産む人も増えてきています。
そこで、今回は厄年の出産と厄落としについてご紹介します。
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厄年の出産・男の子は厄落としになる?
女性の厄年は、4歳、13歳、19歳、33歳、37歳、61歳です。
一般的に出産が可能な年齢は、数え年で 19歳、33歳(大厄)、37歳といったところです。
その年齢で赤ちゃんが生まれると縁起が悪いように思えますが、実は男の子であれば「厄落とし」になるといわれ、むしろ母親にとっては幸運かもしれません。
お腹の中にいた男の子が、母親の厄と一緒に外に出てきて「厄を落としてくれる」という考え方です。
そのため、厄年に生まれた男の子は 宝とされる習慣が根付いています。
厄年の出産・女の子の場合は捨て子の習慣が!
逆に 女の子の場合、厄落としにはならないという考え方が一般的です。
「厄を背負った女の子」が生まれてくるということですが、女性の厄は自分以外の身内に災いを起こすとさえいわれています。
これだと、出産した母親にはやはり災禍が降りかかることにもなりそうです。
そこで、女の子の場合は 「捨て子」の儀式が必要とされています。
もちろん本当に捨てるのではありません。
形式的に実施することにより厄払いをするのですが、方法は地域によって様々な形態があります。
例えば・・・、
川の向こう岸に子どもを置いて、捨ててきた事にします。
地域により長時間になることもありますが、目を離すわけにはいきませんね。
ある場所では、四つ角に捨て、 近所の人に拾ってもらうという方法をとっているところもあります。
また、男女を問わず赤ちゃんをかごに入れ、四辻や道祖神の前に捨て、前もって依頼されていた捨て親役の人が家に連れ帰るところも…。
そして翌日、赤ちゃんに晴れ着を着せ、祝い餅を持って両親の元へ送り届けます。
その他にも、出産後、退院して家に帰るまでに 神社に一旦子どもを置いて、すぐに迎えに行く方法や、看護師さんに拾ってもらうよう依頼するなど、簡略化した方法もあるようです。
いずれにしても、子供のうちに亡くなることが多かった昔の風習の名残りで、豊臣秀吉の時代から行われていたとされますので、気にし過ぎる必要もなさそうですが…。
女性の厄年の年齢とやってはいけないこと!
厄年の出産・前もって厄払いや厄除けをするべき?
前述したように、厄年の出産は縁起が悪いかというと、そうとも限りません。
特に男の子であれば、問題はないでしょう。
ただし、 子どもに親の厄がうつるという考え方もないとはいえませんので、男女問わず多少気がかりなことも出てきそうです。
それによって、出産前に不安を感じながら生活をするのはストレスが溜まりますし、母体の安定や胎児の成長にもよくありません。
不安や心配があるならば、きちんと厄払い(神社)や厄除け(お寺)をしてもらい、心穏やかに出産に臨んだ方が安心できるかもしれませんね。
厄年や捨て子の風習が気になるプレママさん達にも、あれこれ悩まず心穏やかに過ごして、元気な赤ちゃんを生んでいただきたいと思います。
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