ポチ袋の意味と由来!なぜポチと呼ばれる?渡す時のマナーは?
ポチ袋。
お正月のお年玉を入れるのに使う最近では、様々なデザインがあって可愛いものもたくさんありますね。
ただし、お年玉以外でも、チョットしたお礼や心付けを渡す時などにも使用されているのをご存じでしょうか。
また、発祥の由来や 「ポチ」が持つ意味も知っておきたいですね。
そこで、今回はポチ袋の意味と由来、使用する時のマナーなどをご紹介します!
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ポチ袋の意味・どんな時に渡すもの?
ポチ袋は、お年玉や 少額のご祝儀を渡す時に使用される小さな袋です。
ちょっとしたお礼や、旅館の仲居さんへの心付けとして意味で使用されたりします。
発祥は、芸妓さんや舞妓さんへの花代、芸者さんの付き人へのチップを渡す時に、 懐紙などに包んで渡していたものから来ています。
しかし、小銭が落ちて不便だったため、袋型へと変化したといわれています。
また、お金を剥き出しのまま渡すのは失礼だという、相手への心遣いがこのような習慣を生みました。
ポチ袋の由来・なぜポチと呼ばれる?
ポチ袋という呼び方は、もともと 関西から始まったといわれています。
京阪地方では、心付けのことを方言で「ポチ」と呼んでいます。
呼び方の由来はに諸説ありますが、少額のことを 「これっぽっち」ということから・・・というのが有力な説とされています。
「ひとりぽっち」「これっぽっち」という言葉もあるように、「ぽっち」とは「ほんの少し」「僅かばかり」といった意味を持っています。
したがって、立派なご祝儀袋というより、「心付け」「花代」「車代」などのちょっとしたお礼を入れて渡す袋として利用されるようになりました。
他にも、「フランス語のプチが転じた」「英語のポーチが転訛した」などを由来とする説も浮上しています。
お年玉のポチ袋の書き方!相手や自分の名前・金額も書く?
ポチ袋を渡す時のマナーは?
ポチ袋は、結婚式などの祝儀袋とは異なり、 少額のお金を包む時に使用されます。
金額の目安としては1万円以下くらいまでが目安となります。
お札を入れる時には、新札を用意するのがマナーです。
どうしても紙幣より袋が小さくなりますから、お札を折って入れることになります。
その際は、 肖像画を内側して、開いた時に肖像画が見えるように折っていきます。
例えば千円札の場合、肖像がある方を表として、お札の左端を野口英世さんの右目の外端くらいまで畳みます。 (この時点でお札の面積が2/3になります)
次に、右側も同じように畳み、裏面の富士山の絵が見えていればOKです。 (野口英世さんの顔が見えなくなり、お札の面積も1/3になりました)
綺麗に折れたら、富士山の絵が表に来るようにポチ袋に入れますが、天地が逆にならないように注意して下さい。
また、500円など硬貨の場合は、 製造年がわかる方が裏になりますので、きちんと表を上にして入れましょう。
また、「お礼」「御車代」「御花代」など、そのお金に込められた意味や気持ちを一筆添えるのが正しい作法です。
「ありがとう」や「感謝」などと書いてもマナー違反ではありません。
そして裏面には、渡す人(=自分)の名前を添えます。
渡すシチュエーションは様々ですが、あくまで少額の気持ちなので、さっと渡すのがスマートです。
結婚式の車代など、本人ではなく両親から渡すのが正しいとされる種類のものもあるため、事前に打ち合わせておく必要があるでしょう。
大人になればなるほど使用頻度が高くなりますので、ポチ袋を鞄に忍ばせておくと便利ですよ。
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