ジャガイモの芽の毒性!加熱すると?食べたらどんな症状が?
ジャガイモ。
一年を通して、家庭の食卓に欠かせない野菜の1つ和食にも洋食にも使いやすく、大人も子どもも大好きですよね。
しかし、ジャガイモの芽には毒性があるため、きちんと取り除いで調理することが必要ですね。
特にお子さんがいる家庭では、激しい症状に襲われないよう注意しておきたいですね。
今回は、ジャガイモの芽の毒性についてご紹介します!
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ジャガイモの芽の毒性の強さは?加熱すると消える?
ジャガイモの芽に含まれる毒は 「ソラニン」というステロイドアルカロイド配合体の1種で、「α型ソラニン」「α型チャコニン」などが含まれています。
近年では「ポテトアルカロイド」とも呼ばれ、芽だけではなく、緑色をした皮などにも含まれています。
普通のジャガイモであれば、含有量は1個当たり5~20mgほどですが、伸びた芽の部分は100gあたり300~500mgほど含まれています。
主に神経に作用する毒性を持っており、約200mg以上を食べてしまうと 中毒症を起こす危険性があり、子供の場合は1/10の約20mg程度でも発症する可能性があります。
毒性自体は非常に強力というわけではありませんが、大量に摂取してしまうと昏睡状態に陥ったり、死亡したりするケースもあるようです。
したがって、綺麗に取り除く必要があり、安易に口にすることはできません。
尚、ジャガイモは加熱調理して食べることが多いですが、この毒物は加熱しても消えることはありません。
ジャガイモの芽を食べるとどんな症状が出る?
食べてしまうと食中毒の症状が見られますので、 腹痛、下痢、嘔吐、めまいといったものが主なところです。
これらは溶血作用の表れで、頭痛や頻脈なども起こすこともあります。
症状がひどくなると、呼吸困難や痙攣などに陥るため危険な場合もあります。
毒性のある部分を食べるとえぐみや苦味を強く感じるため、食べてみて変だと思ったらすぐに吐き出すこ
じゃがどうぞよろしくお願いします。とが大切です。
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ジャガイモの芽を完全に取り除くには?
まず、ジャガイモの芽は 根の部分までしっかりと取り除きましょう。
包丁の手元の部分を使ってくるっと円を描きながら、根をえぐり取るようにすると良いです。
芽だけでなく、緑色っぽいジャガイモはその部分に毒が含まれています。
皮が緑色をしているものは、特に厚めに皮を剥くようにしましょう。
普通の茶色に見える皮にも微量の毒性があります。
中毒にはならない程度ですが、お子さんが食べる時や気になる時には皮を剥いてから使用しましょう。
また、ソラニンは水に分解されやすいという性質があります。
切ったジャガイモは、水にさらしておくと更に安心です。
日光や電気に当てると芽が出やすく、皮が緑色に変色しやすくなります。
保存する際は、涼しい冷暗所に保管するようにするとソラニンの発生を防ぐことができますよ。
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