マスカットの栄養成分と効果・効能・カロリー!皮ごと食べて!
夏から秋にかけて国産のブドウがたくさん出回りますよね。
巨峰、デラウェアと並んで有名なのは 「マスカット」ではないでしょうか。
最も有名なのは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」ですが、最近では「シャインマスカット」などの新種も続々登場しています。
日本では緑色のイメージが強いですが、世界中(特にヨーロッパ)のブドウの源流に当たりますので、紫や紅い品種もたくさんあります。
もちろん栄養価も高いため、梨と並び、夏から秋にかけての大人気フルーツですね。
そこで、マスカットの栄養成分や効能・効果・カロリーについてご紹介します!
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マスカットの主な栄養成分とカロリーは?
健康のためにブドウを食べる人は少ないかもしれませんが、じつはマスカットは栄養価が高いフルーツといえます。
上品な味わいだけでなく、栄養学的にも 「果物の女王」と呼ばれるだけの理由があるようです。
ビタミンではB1、B2、B6、Cが豊富で、ミネラルではカリウム、カルシウム、鉄、銅、マンガン、リン、さらにはアミノ酸などが多数バランスよく含まれています。
そして、気になるのが抗酸化物質であるポリフェノールの存在です。
シャインマスカットなどエメラルドに輝く品種にも含まれますが、紫や紅の品種には特に アントシアニンという色素が豊富で、ポリフェノールの一種としても有名ですね。
品種により異なりますが、やはり濃い紫色をしているものはポリフェノールの量も多くなっています。
平均するとカロリーは100g当たり約60kcalで、1房丸々食べると大体180kcalくらいになります。
甘味が強い割には意外とカロリーが低めなのも嬉しいですね。
ただし、糖分を考慮すると、ダイエット中の方や糖尿病の方は食べ過ぎには注意して下さいね。
マスカットの効果・効能とは?
まず、ビタミンB1や糖分が多いことで、 疲労回復の効果が期待できます。
また、巨峰などと比べると消化吸収が良いのも好印象で、食べ過ぎに注意すれば胃もたれなども少ないはずです。
ビタミンCは免疫力を向上させ、美容の面でも瑞々しい肌を保つのに役立ちます。
カリウムの利尿作用はダイエットの敵であるむくみに効能を示し、カルシウムや鉄分により骨の強化や貧血予防にも有効です。
突出した栄養素を求めるよりは、アミノ酸などを含めたバランス重視型のフルーツです。
また、ポリフェノールが持つ抗酸化作用は、活性酸素が増え過ぎるのを抑制し、体やお肌の老化を防ぐ意味でも非常に重要な栄養素です。
動脈硬化の予防や発ガンを抑制する効能の他、肌のシミや黒ずみなどを抑える アンチエイジング効果で、見た目にも若返りを目指しましょう!
その他、血液をサラサラにして血行を改善する働きがあるため、基礎代謝を上げる力も持っています。
冷え性や高血圧、肌荒れ対策にもおすすめですし、ダイエットの味方にもなってくれそうです。
ヨーロッパでは、昔からマスカットを薬代わりにしていたといいますので、様々なトラブルに効能を持っている証拠ですね。
ちなみに、ブドウの表面に白い粉のようなものが付着していることがありますが、これは果粉という糖分やミネラルの塊なので、洗い流さずそのまま食べるのがおすすめです。
新鮮なものの証です。
マスカットは皮ごと食べるべき?
基本的に、ポリフェノールはブドウの実よりも 種や皮に多く含まれています。
種はさすがに食べられませんので、皮ごと食べられる品種が断然お得です。
特に、シャインマスカットは皮ごと食べられるように改良された品種ですし、実も大粒なので美味しくいただけますね。
日本では、岡山発祥の「ネオマスカット」、山梨発祥の「甲斐路」「甲府」などがありますので、ぜひいろんな品種を味わってみて下さいね。
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