チンゲン菜の栄養と効果・効能・カロリー!妊婦さんに良い?
チンゲン菜。
中国原産とされ、1970年代に日中国交回正常化の波に乗って日本に渡来した
気温の変化に強く、ハウス栽培なども普及したため、今では年中市場に出回るようになりました。
天候により値段が左右されやすい葉野菜でありながら、比較的安定している点も嬉しいですね。
このチンゲン菜は栄養価に優れ、アクや癖が少ないため、スープや炒め物、煮物などにも利用されることが多いですね。
今回は、そんなチンゲン菜に含まれる栄養成分や効能・効果・カロリーについてご紹介します。
Sponsored Link
コンテンツ
チンゲン菜の主な栄養素とカロリーは?
なんといっても、最も注目したい栄養素は 「β‐カロテン」です。
緑黄色野菜には欠かせない成分で、β‐カロテンは人間の体内でビタミンAに変換されることが有名ですね。
他の野菜、例えばピーマンと比べても 約6倍も含まれており、100g当たりの含有量は1,800μgと非常に豊富です。
その他、ビタミンC、E、K、そして葉酸なども豊富に含まれ、ミネラル類もカリウム、カルシウム、鉄、リンなどが含まれています。
もちろん、体に不必要なものを絡め取り、体外に排出してくれる食物繊維の量も優れています。
気になるカロリーは100g当たり 9.1kcalです。
野菜はもともと低カロリーですが、その中でもチンゲン菜はさらに低くなっており、ダイエット向きともいえます。
Sponsored Link
チンゲン菜の効果・効能は?
チンゲン菜に豊富に含まれているβ‐カロテンには様々な健康維持効果が期待できます。
まずは風邪をはじめとする 感染症予防です。
β‐カロテンは免疫力を高める働きがあり、ビタミンCの効果と相まって、風邪やインフルエンザなどの予防に役立ちます。
さらに、活性酸素を除去する 抗酸化作用が強く、細胞の老化により発症しやすい生活習慣病やガンなどに効能を持つだけでなく、肌のアンチエイジングにも有効です。
ビタミンEも強力な抗酸化物質であり、ビタミンCと一緒に摂取できるため、相乗効果も期待できます。
β‐カロテンは体内でビタミンAに変換されますが、ビタミンAは粘膜や肌細胞を強化する働きがあるため、お肌のシミやしわ、黒ずみなどにも効能を示します。
最近では、目の疲れにも良いという研究が進み、 ビタミンA配合の目薬なども多く発売されるようになりました。
さらに、カリウムの利尿作用は「むくみ防止」、鉄分は「貧血予防」、カルシウムは「骨粗鬆症の予防」にも効果を発揮します。
チンゲン菜の栄養・妊婦さんにもおすすめ!
妊娠中には「積極的に食べた方が良い食材」と「避けた方が良い食材」があります。
もちろん、チンゲン菜は食べた方が良い食材に該当し、 妊婦さんに嬉しい栄養素も豊富です。
まず、妊娠中は貧血になりやすいため、鉄分の補給は大切です。
レバーなどが苦手な人も多いので、野菜で補えるのは嬉しいですね。
さらに、妊婦さんの悩みとして 「むくみ」や 「便秘」が挙げられますが、チンゲン菜には食物繊維とカリウムが豊富に含まれているので、解消に役立つ存在です。
カルシウムのほとんどは胎児への供給に回されますので、こちらもしっかり摂取することが大切ですね。
さらに、妊娠初期には欠かせないといわれる 葉酸も含んでいますが、不足すると胎児の奇形などに繋がるとされるため、非常に重要な栄養素となっています。
もちろん過剰摂取はいけませんが、炒め物や煮物などで美味しくいただきましょう!
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。