ハブに噛まれたら!症状・応急処置・血清での治療について!
ハブ。
鹿児島県の奄美諸島や沖縄本島周辺に生息しているかつては「マングースとの対決ショー」なども行われていましたので、有名ですよね。
いわずと知れた日本固有種の毒ヘビですが、飛び石上に分布しており、沖縄のどの島にも生息している訳ではありません。
ただし、観光などで遭遇して噛まれたら、せっかくの旅も台無しですね。
それどころか、命を落とすことにも繋がりかねませんので、警戒しておく必要があります。
そこで、ハブに噛まれた時の症状や応急処置、治療法をご紹介します!
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ハブに噛まれたらどんな症状が出る?死に至ることも!
沖縄といえば日本人が大好きな観光スポットですが、様々な危険生物もいます。
もしハブに噛まれたら、患部に 激痛が走りますが、徐々に腫れ上がって範囲も広くなっていきます。
もちろん、出血を伴う場合もあります。
ハブの毒が毛細血管にも入っていくため、内出血なども起こり、打撲した時のように紫色を帯ていくことが予想されます。
他の毒ヘビに噛まれた時と症状はほぼ同じですが、ヘビの中でもハブは 毒量が多いといわれており、その分激しい苦痛を招きやすいです。
マムシよりも毒性自体は弱いですが、噛まれたことで体内に入る毒の量が変わってきます。
特に、1度噛まれた経験を持つ人の場合、蜂毒などのようにアナフィラキシーショックを起こす
危険性が高くなり、重症化して死に至ることもあります。
「頭痛」「吐き気」「発熱」「心拍数が増える」「急激な血圧の低下」「動悸」「息切れ」「意識障害」「呼吸困難」などがあれば、非常に危険な状態といわざるを得ません。
ハブに噛まれたら応急処置はどうする?救急車を呼ぶ必要も?
まず、噛まれた傷口をなるべく動かさないよう 安静にして下さい。
脚を噛まれた場合、患部より心臓に近い位置を衣服などで縛り、毒が血流に乗り全身に回らないようにします。(きつく縛り過ぎないことが大切です)
また、手を使って患部から毒を絞り出すようにしますが、口で吸い取る方法も有効です。
ただし、口を使った場合は何度も何度もうがいをして、毒を飲み込まないようにして下さい。
あとは、速やかに医師に診てもらうことが大切なので、急いで医療機関を受診します。
アナフィラキシーショックが起こるようであれば、救急車を呼ぶことも辞さないで下さい。
ハブに噛まれたら血清が必要?治療法は?
ハブに噛まれたら迅速な治療が必要ですが、 抗ハブ毒血清の注射が有効とされています。
血清は、定期的に馬などの動物に微量の毒を注射し、免疫力を持つ抗体を作らせて人間の治療に活かされています。(血液量の多い動物が利用されています)
もちろんヘビの種類により、その成分も効果も異なります。
治療法として、この抗ハブ毒血清により毒を中和することが必要なため、それ以外で治療を行うことは不可能です。
多少遅れたとしても、注射することで9割の人は完治しますので、慌てず冷静に対処すれば問題はありません。
とはいえ、後遺症などを考慮すると迅速に動いたほうが得策です。
マムシに噛まれたら!症状・応急処置・治療は?
痕や後遺症が残ることも?
ハブに噛まれた場合、赤血球や白血球が毒で破壊されてしまいます。
つまり、 血球の役割が果たせなくなります。
すると、筋肉組織にしっかり酸素を届けることができなくなり、局部的に筋肉組織が死んでしまうことがあります。
これをネフローゼといいます。
残念ながらネフローゼになってしまうと 後遺症が残ってしまいます。
また、痕が残ることも十分考えられます。
マムシに噛まれた時のように、視覚障害や腎機能障害が起こることはまずありませんが、決して甘く見てはいけないということはご理解下さい。
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