糖尿病の人と果物の相性!血糖値を下げるものも!さつまいもは?
食事療法が重要になってきます。
糖尿病は血糖値のコントロールがうまくできなくなってしまう病気ですから、薬の服用や運動療法だけでなく、
1日三度の食事を制限している人がほとんどだと思いますが、糖尿病の人は果物を欲しがるという傾向もあるようです。
もちろん糖分が含まれていますので大量に食べることはできませんが、全く食べられないというのも辛いことですよね。
そこで、今回は糖尿病の人と果物の相性や1日の許容摂取量について詳しくご紹介します!
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糖尿病の人は果物を食べていいの?悪いの?
もちろん、糖尿病の人は果物を一切食べてはいけない、ということはありません。
1日 100g~200gであれば食べてもかまいません。
1日三度の食事の一部として食べるよりも、間食として食べたほうが治療への影響が少なくて済むといわれています。
患者さんの食事制限は、あれもこれも食べてはいけないというよりは、食べる量やタイミング、他の食材との食べる順番などのほうが重要なのです。
増してや、ビタミンやミネラルが摂れる果物も重要な食材の1つと考えて良いでしょう。
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糖尿病の人の血糖値を下げる果物があるって本当?
血糖値を下げる働きのある果物があれば、糖尿病の人にとっては嬉しい話ですね。
まずは、健康関係の話題でよく登場するブルーベリーです。
様々な効果・効能が話題になる果物ですが、血糖値を下げる働きもあるのです。
ブルーベリーに含まれているポリフェノールには抗酸化作用があり、血管を強くし血糖値をコントロールしやすくなるのです。
さらに、目に良いといわれている点も、糖尿病の合併症である 糖尿病性網膜症を予防する効果があります。
同じようにポリフェノールを多く含むキウイも抗酸化作用が強く、血糖値のコントロールに良い影響を与えます。
キウイの場合、ポリフェノールは 皮の部分に多く含まれているので、丸ごとミキサーなどにかけてジュースにして飲むのが効果的です。
また、カリウムを多く含むバナナも、糖尿病の人に適した果物です。
カリウムは代謝をよくして体内の不純物の排出を促進し、血糖値を下げる働きがあります。
りんごやみかん、柿などの1日の許容摂取量は?
果物には ポリフェノールが含まれていることが多く、糖尿病に効果があることは確かです。
だからといって無制限に食べてもいいわけではありません。
人によって病状が違うので、診ていただいている医師の指示に従うのが基本ですが、「日本糖尿病学会」の指針をみると、1日に1単位(80kcal)の摂取が推奨されています。
糖尿病になったからといって、果物を一切口にしてはいけないわけではないのです。
1単位を分かりやすくいうと、温州みかんなら200g(2個)、りんごなら150g(1/2個)、柿なら150g(1個)が目安です。
参考までに、メロンなら200g、キウイなら150g、バナナなら100gです。
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糖尿病の人とさつまいもの相性は?
さつまいもは果物には入りませんが、焼き芋などにして食べると甘くて好きな人も多いですよね。
それに食物繊維が豊富に含まれていますし、加熱に強いビタミンCの含有量も多いです。
一見、健康に良い食べ物に思えますが、やはり糖分に注意しなければなりません。
糖尿病の人が注意しなければならない数値に 「GI値」があります。
「GI値」とは簡単にいうと「血糖値を上昇させるスピード」です。
この値、生のさつまいもですと55あたりでさほど高いとはいえないのですが、焼き芋にすると90を超えてしまいます。
一般に「GI値」が60を越すと「高GI食品」とみなされ、糖尿病の人には要注意食品になってしまいます。
どうしても食べたい場合は、まず食べてもよいかどうかを医師に確認して、量や調理法に気を付けてください。
焼くよりは蒸すほうが重量あたりの糖質量が少なくなるようです。
糖尿病は一生付き合っていかなければならない病気です。
しかし、薬や食事療法、運動療法で上手く血糖値をコントロールすることができれば、意外と食べてはいけない食材は少ないです。
果物の場合も、医師の指示に従い、決められた範囲内で美味しく食べるようにしたいものですね。
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