稲妻の語源・由来!どういう現象?なぜエクレアに纏わる意味?
雷が鳴ることもありますね。
夏の夕方など大気の状態が不安定な時、ゲリラ豪雨などと一緒に雷が落ちる時に、青い光がピカッと光る「稲妻」も、この時期には特によく見られるようになります。
ところで、なぜこの光のことを稲妻と呼ぶようになったのでしょうか?
また、洋菓子の エクレアは、実は稲妻という意味が転じた言葉だということを知っていますか?
あまり似つかわしくないイメージですよね。
そこで、今回は稲妻の語源や由来について詳しくご紹介します!
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稲妻とはどういう現象?雷と同じ?
稲妻というのは、一般的には雷が落ちる時にピカッと光る、あの 光のことを意味しています。
他にもいくつか意味があり・・・
・蔵などの鍵
・金屏風のこと
などを表すことがあります。
動作が早い・時間が短いというのは、稲妻が落ちるスピードから「稲妻のごとく~」という例えとして使われているようです。
ちなみに、 雷との違いですが、雷というのは「光と音」のことを意味しているのに対し、稲妻は雷によって発生する光のことだけを指しています。
したがって、「雷が鳴る」ということはあっても、「稲妻が鳴る」という表現はありませんよね。
稲妻の語源や由来・なぜこの漢字?
では、なぜ 稲妻という漢字をあてがわれるようになったのでしょうか…。
稲妻が走るような激しい雷というのは、晩夏の頃の大気が不安定な時期によく見られる現象です。
この時期は、ちょうど稲が実を付ける時期であったので、昔は稲妻が豊作を導いてくれるものだと信じられていました。
昔は、夫婦や恋人同士が相手を呼ぶ時は、男女に関係なく 「つま」と呼んでいて、稲に実りをもたらす大切な存在という意味で「稲の妻」と呼ぶようになったことが語源です。
稲妻には、「稲光」「稲魂」「稲交接」といった別名もありますが、いずれも頭に“稲”という漢字がつくのには、こういった由来があるためなのです。
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エクレアの意味がなぜ稲妻に纏わる?
洋菓子の エクレアは、フランスで人気のシュー生地にクリームを挟み、上からチョコレートをかけたお菓子です。
実は、このエクレアという名前は、稲妻を意味する「エクレール」というフランス語が転じてできたそうです。
なぜ「稲妻」が関与しているかについては諸説あります。
上にかけられたチョコレートがつやつやしていて 雷光を連想させることや、外側のシュー生地を焼き上げた時にできる 割れ目が稲妻に似ているからともいわれています。
他にも、雷神が天空を駆け抜ける時に落とした糞が、エクレアを連想させるといった説もあるようです。
さらに、食べる時に内側のクリームが飛び出しやすいので、急いで食べる必要があるお菓子といった説まであります。
夏に雷光を見る機会があれば、これらの由来を思い出してエクレアを頬張るのもよいですね。
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