さくらんぼの食べ過ぎは腹痛・下痢・ガスが溜る!種には毒も!
さくらんぼが旬を迎えます。
初夏になると、甘くて美味しい小さくてかわいい見た目で、ついつい食べ過ぎてしまいがちになり、お腹を壊したことがある人もいるのではないでしょうか?
子どもや高齢者、胃腸の弱い人は食べ過ぎると 腹痛をはじめ下痢を起こすことがあるようです。
それには、果肉に含まれているある成分が関与しています。
そこで、今回はさくらんぼを食べ過ぎによる体のへの弊害について詳しくご紹介します。
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さくらんぼの食べ過ぎは腹痛や下痢を起こす?
「さくらんぼを食べ過ぎるとお腹が痛くなるよ」といわれることがあります。
これは、果肉に含まれる「ソルビトール」という糖分によるものです。
この成分は消化されにくく、胃腸が弱い人が食べると腹痛や下痢を起こすことがあります。
さくらんぼは特に、「ソルビトール」の含有量が多く、100gあたり 4.6gも含まれています。
シュガーレスのガムやキャンディによく使われる成分で、これらにはよく、“食べ過ぎるとお腹が緩くなることがある”という注意書きがされていますよね。
ソルビトールには便秘解消や利尿作用といった働きがあります。
便秘の人に、20gほどのソルビトールを摂取させると解消するというデータもあります。
たしかに便秘解消効果のある成分なのですが、やはり 過剰摂取には注意が必要です。
さくらんぼは水分も多く含まれるので、たくさん食べるとトイレが近くなることも覚えておきましょう。
また、皮が硬いため、消化機能が弱い人が食べると便秘の原因になることもあるようです。
さくらんぼの食べ過ぎはおならの原因となるガスが溜る?
さくらんぼを食べ過ぎると 「お腹にガスが溜る」ということを聞いたことはありませんか?
これも、シュガーレスガムなどに使用される人工甘味料のソルビトールにそういった特性があることに由来する話です。
しかし、さくらんぼにもソルビトールは含まれていますが、こちらは完全に 天然の成分です。
天然のソルビトールには腸内にガスを溜めやすいという性質はないようですので、おならが出やすくなるということはありません。
とはいえ、やはり食べ過ぎは厳禁です。
青梅に含まれる毒の成分!加熱すると毒抜きになる?
さくらんぼの種には毒があるので要注意!
実は、さくらんぼの種には 毒が含まれています。
梅や桃などの種も同様です。
「シアン化水素」という、いわゆる「青酸」という毒です。
青酸というと、猛毒というイメージですが、誤って1粒種を飲んでしまったからといって即死してしまうような、人間の致死量ほどには含まれてはいません。
1度誤飲してしまったくらいなら、あまり気に病むことはありません。
また、種の内部に毒が含まれているので、体内に吸収されることなく、そのまま 便として排出されます。
さくらんぼの種は吐きながら食べると思いますが、高齢者やお子さんには注意を促してくださいね。
美味しくて、見た目もかわいいさくらんぼ。
腹痛の原因になるソルビトールは、虫歯予防に効果がある成分でもありますので、食べ過ぎることなく適度にいただいてください。
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