玉ねぎを切ると目がしみる理由は硫化アリル!対策はどうする?
玉ねぎは手軽に手に入り、色々な料理に活用できますね。
栄養価も高いので毎日でも取り入れたい野菜ですが、1つだけネックなことがあります。
それは切ったり炒めたりすると目がしみることです。
これって何年経っても慣れないものですが、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?
また、目がしみない人は健康ではないという噂がありますが、本当でしょうか?
そこで、今回は玉ねぎを切ると目がしみる理由と、主な対策などをメインにご紹介します。
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玉ねぎを切ると目がしみる理由とは?
玉ねぎを切ると目がしみるのは 「硫化アリル」という成分が理由となっています。
硫化アリルは玉ねぎの細胞に含まれていて、切ると細胞が壊れてあふれ出てくるのです。
温度が高いほど蒸発しやすく、気体に混じって目や口、鼻の粘膜に入ってきてしまいます。
玉ねぎは常温で保存することが多いので、余計に蒸発しやすいのも理由の1つです。
目がしみるのは嫌ですが、硫化アリルは疲労回復効果が高く、抗酸化作用もあるので健康にはいい成分とされています。
硫化アリルを含む他の野菜は?
硫化アリルが含まれている野菜は玉ねぎだけではありません。
長ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょうなどにも含まれています。
ただし、その含有量が多いのはやはり玉ねぎや長ねぎです。
ですから、ニラなどを切っても目はしみない人が多いです。
ニラなどでも目がしみる場合は、 硫化アリルアレルギーという可能性もあるようです。
目がしみないようにする対策は?
主な対策としては、硫化アリルは温度が高いと蒸発しやすいので、 温度を低くしておくという方法があります。
切る1~2時間前に、皮をむいて冷蔵庫に入れておくと蒸発を防ぐことができます。
ただし、冷蔵庫の湿気は玉ねぎの成長を促進させてしまい、根や芽が伸びてしまう可能性があるので、常に冷蔵庫で保存するのはおすすめしません。
他には、 加熱するという方法もあります。
硫化アリルは加熱すると辛味から甘みに変化します。
生の玉ねぎは辛いのに、加熱すると甘くなるのはそのためです。
ですから、電子レンジで30秒から1分ほど加熱してからカットすると、目がしみにくくなります。
他には、ゴーグルをしたり、マスクをしたり、空気中の硫化アリルが体に入ってくるのを防ぐという方法でも効果があります。
包丁をしっかり研いで切れ味を良くしておく、というのも定番の対策ですね。
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目がしみない人は健康じゃないって本当?
硫化アリルに反応して目がしみたり涙が出るというのは、 目の防御機能が正常に働いている証拠でもあります。
つまり、目に何の反応もないという場合、「目が健康じゃない」という噂はある意味本当です。
玉ねぎを切っても涙が出ないという人は、目に 黒い節がある可能性があります。
加齢とともに涙腺の働きが悪くなったり、黒目の感覚が鈍くなったりすると、黒い節(ダークスポット)ができてしまいます。
ドライアイなどにもなりやすくなってしまうので、気になる方は一度眼科で診てもらった方がいいかもしれませんね。
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