スエード素材が濡れたら再起不能?ジャケットなどはクリーニング?
スエード生地。
おしゃれな方々に愛されている今では、靴やスニーカー、ジャケット、コート、カバン、手袋など、様々な製品に用いられていますね。
この革製品は使い心地がとてもよいですが、お手入れが難しい印象をお持ちの方も多いと思います。
特に、雨などに濡れたらどう対処すればよいのでしょうか?
そこで、今回はスエード素材の特徴や水に濡れたらどうすべきか、というテーマでご紹介します。
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そもそもスエードとは?水に弱いの?
スエードは、 加工した革の一種です。
クロムでなめした革の内側を磨いて起毛(毛羽立てる)した生地です。
主に、牛や羊の革が使われ、手袋や靴などに使われてきました。
しかし、今ではジャケットやコート、カバン、スニーカーなど、幅広く使われています。
このスエードは、もともとは 鹿の皮が使われていました。
外国では、これを雨の日用の靴として使っていたところもあります。
鹿の皮は水に強かったようです。
しかし、今では特に牛の革を使用しているため、水には弱いのです。
水に濡れたらシミができてしまい、せっかく買ったものが残念な結果となることも多いです。
スエード素材の品が濡れたら再起不能?
ここでは、靴を例にまとめてみました。
靴が濡れてしまったからといって、 再起不能だとあきらめるのは早いです。
「革専用のお手入れセット」がありますので、それを使ってみましょう。
まず、クリーニング用のスポンジで靴全体を濡らしてください。
その後、スポンジで専用の洗剤を泡立てて靴全体に乗せ、 クリーニングブラシでクルクルと小さな丸を描くように靴全体を洗います。
そして、表面に残った泡と汚れをブラシで取り除きます。
タオルなどで水気を拭き取ったら、シューキーパーを靴に入れて形を整え、シワなどを伸ばして風通しのいい所で陰干しをします。
シューキーパーがない場合は、新聞紙などを丸めたものでもOKです。
最後に、乾いた後は毛が寝てしまっていますので、 ワイヤーブラシで毛を軽く起こすように全体をブラッシングしてください。
仕上げに、靴クリームや防水スプレーなどをかけておきます。
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ところで、普段から手入れをしておくと、10年履ける靴にもなるようです。
それには、日頃のお手入れが大切で、基本は防水スプレーとブラッシングです。
新品の場合は、使う前に防水スプレーをかけておきます。
スプレーをかける頻度は、1ヶ月に1回程度でいいようです。
そして、履いて帰ったその日に、ブラッシングで毛並みを整え、汚れは定着する前に落とします。
これらのお手入れは、基本的には、手袋やジャケット、カバンやコートなどのスエード製品にも使えます。
スエード素材の靴・ブーツ・ジャケット・コートのお手入れ方法!
濡れたスエードのジャケットやコート、クリーニングに出すべき?
実は、最近 「革製品用洗濯洗剤セット」が開発されたそうです。
これは、ジャケットやコートが洗濯機で洗えるという優れものです。
洗濯機で洗えるということは、雨に濡れても自宅で解決できるということです。
スエードのような「革製品はクリーニング」という考えが覆されたような?感じがしますね。
クリーニングに出す前に、このような洗剤で「家洗い」に挑戦するのもよいかもしれません。
また、この洗剤はカバン、靴、手袋などにも使えるそうなので、興味のある方はお試し下さい。
スエードのような革製品は、使えば使うほど 「味」が出てきます。
お手入れにはちょっと手間がかかりますが、上手にケアして長持ちさせましょう。
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