すずらんの花名の由来と花言葉!英語では?毒を持つ花!
すずらんの花。
下向きの小さな白い花がかわいらしく、葉の緑との色合いも美しい新緑の時期によく見かけます。
甘い香りも特徴で、「三大フローラル」の1つとされているだけに、どんな花言葉を持っているのか、気になりますね。
ただ、見た目や香りとは裏腹に、 毒を持った植物でもあります。
そこで、今回はすずらんの花名の由来や花言葉についてご紹介します。
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すずらんの花名の由来は?
すずらんは、漢字の表記では“ 鈴蘭”となります。
これは、下向きに花を咲かせる花の形が鈴に似ていることと、葉の形が蘭の花に似ていることが合わさってできた花名です。
英語では、「lily of valley(谷間の百合)」といい、谷間に生息していることに由来して、こう呼ばれるようです。
また、いくつか別名があり、 「君影草(きみかげそう)」「谷間の姫百合」と呼ばれることもあります。
小さな花を女性に見立て、男性に寄り添うようにひっそりと花を咲かせる姿から名付けられたようです。
すずらんの花言葉は?英語では?
すずらんの 花言葉には・・・
「純潔」「謙虚」「繊細」
といったものがあります。
「幸福の再来」という花言葉は、開花が4~6月頃と春の訪れとともに開花する花であることからつけられました。
「純粋」や「純潔」というのは、ヨーロッパではすずらんが聖母マリアの花とされることに由来しています。
結婚式のブーケや髪飾りに使用する花として人気があるのも、マリア様の姿と花嫁の姿が重なってのことです。
西洋(英語)の花言葉には・・・
「sweetness(優しさ、愛らしさ)」
「humility(謙遜)」
「purity(純粋)」
といったものがあります。
フランスでは5月1日を「すずらんの日」としていて、親しい人などにこの花を贈るという習慣があります。
これは、「return of happiness」という意味になぞらえてできた習慣だそうです。
すずらんの特徴
すずらんは、 キジカクシ科スズラン属の多年草で、毎年4月~6月頃に花を咲かせます。
白い花のイメージが強いですが、白以外にも、ピンク、赤、黄色、紫の花を咲かせます。
いくつか品種があり、日本に自生しているものは花が葉よりも低い位置に咲く、 日本原産のものです。
他にも、日本原産種のすずらんよりも花も葉も大きく、香りが強いドイツスすずらんという品種もあります。
丈夫で育てやすいので、園芸種としても人気のタイプです。
ピンクの花をつけるピンクすずらんもドイツすずらんの仲間で、主に園芸品種として流通しています。
かわいらしい見た目とは違った特徴として、有毒植物の1つであるということが挙げられます。
花、根を中心に、全草に毒を含み、誤飲してしまうと嘔吐、頭痛、めまい、心不全などを引き起こします。
ちょっと触る、臭いをかぐ程度では問題ありませんが、最悪のケースでは 死亡例もあるので、注意しましょう。
いずれにしてもポジティブな花言葉ばかりなので、好きな人へのプレゼントには向いていますね。
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