ぜんまいの栄養成分と効果・効能・カロリー!妊婦との相性は?
山菜がたくさん採れるようになりますね。
日本では、春になると美味しい春の訪れを感じさせてくれるとともに、山菜にもいろいろな栄養が含まれていて、健康維持効果も期待できます。
その1つに 「ぜんまい」がありますが、炒め物やナムルにしても美味しいですね。
旬の物を食べて、その時々の不調などを乗り越えていきたいですね。
そこで、今回はぜんまいの栄養成分や効果・効能・カロリーをご紹介します。
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ぜんまいの主な栄養成分とカロリー
ぜんまいは、 シダ類の一種で湿気の多い場所に生息しています。
ぜんまいに限らず、山菜類というのは野菜と同じで、タンパク質や脂質よりも、食物繊維やミネラルなどが栄養素の中心になります。
主な栄養素としては、 不溶性食物繊維が中心です。
不溶性食物繊維とは、水を吸収してお腹で膨らむ働きがあります。
また、カリウムも豊富に含まれています。
特に、一度干してから使用するとカリウムの含有量がぐっと上がります。
他には、 カルシウムや β-カロテンなどが主な栄養素となっています。
また、気になるぜんまいのカロリーは100gあたり29Kcalです。
他の野菜類同様、食物繊維が中心なのでとても低カロリーです。
ぜんまいの効果・効能は?
ぜんまいは繊維質が中心の山菜ですので、 便秘解消や 整腸作用に優れています。
それも、不溶性食物繊維ですので、体内の余分なコレステロールなどと結びつき、不要物を体外に排出してくれます。
生活習慣病やガンなどの原因となるものを一緒に排出してくれるので、これらの予防効果が得られます。
また、カリウムには体内の 塩分や 水分量を調節する働きがあります。
利尿作用に優れ、こちらも余計なナトリウム(塩分)を尿として排出し、高血圧やむくみに効能を示します。
つまり、ぜんまいにはデトックス効果が期待できるというわけです。
他にも、β‐カロテンは体内でビタミンAに変換されるため、皮膚や粘膜の保護、免疫機能の維持にも有効とされており、視力の維持にも一役買ってくれています。
そのため、風邪などの 感染症予防や 美肌対策としても効果を発揮します。
また、ぜんまいは生の状態から調理するよりも、一度干してから使用する方が栄養や効能が高まります。
特に、カリウムは生と干したもので比較すると、7倍くらい異なるようです。
たくさん採れた時には天日干しにして保存するのもいいでしょう。
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ぜんまいの栄養・妊婦さんとの相性は?
ぜんまいには、山菜の中でも特に多くの 葉酸が含まれます。
妊娠中~授乳期間の女性は、葉酸を多く摂取することが推奨されますので、胎児の成長のためにもおすすめの食材です。
また、多くの妊婦さんは便秘やむくみに悩まされますが、食物繊維やカリウムはそれらの解消に役立ちます。
ただし、アクが強い食材ですので、食べ過ぎるとお腹を壊す可能性があります。
アク自体が胎児や妊婦さんの健康に悪いというものではないですが、しっかり アク抜きをしてから調理するようにしましょう。
旬の食べ物を食べると、その時々の体調不良が解消しやすいとよくいわれます。
山菜がとれる春先も、季節の変わり目で不調が多い時期ですから、ぜんまいも役立てて下さいね。
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