ハナミズキの花名の由来と花言葉!英語で犬の木と呼ばれる?
「ハナミズキ」。
春になると、道路沿いや公園でも見かける可憐な花有名な歌にもあるこの花は、今や日本でもポピュラーな花となりました。
ピンクに縁取られていたり、白色だったりと春の息吹を感じますが、花名の由来や花言葉をご存じでしょうか。
勝手に綺麗でポジティブな意味を持っていると思いがちですが、実際はどうでしょうか?
そこで、今回はハナミズキの花名の由来や花言葉をお届けします。
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ハナミズキの花名の由来は?
和名の「花水木(ハナミズキ)」は、ミズキ科ミズキ属の ミズキの仲間で、花が目立つことに由来します。
英語名は「Dogwood(犬の木)」といい、ハナミズキの樹皮を使って犬のノミ取りをしたことから、花名に採用されたようです。
また、「アメリカヤマボウシ」という別名もあります。
なんか英語名の方は、花の様相とはマッチしない印象を受けますね。
ちなみに、ミズキの別名として 「車水木(クルマミズキ)」があります。
ハナミズキの花言葉は?英語では?
ハナミズキの 花言葉は・・・
『永続性』『公平にする』『華やかな恋』
といったものです。
この中の「返礼」は、1912年に東京市長が米国へサクラを寄贈した際、そのお返しとしてハナミズキが日本に贈られたことに由来するそうです。
「永続性」といえば、「100年続きますよに…。」という歌のフレーズが浮かんできますね。
西洋(英語)での花言葉は・・・
「love undiminished by adversity(逆境にも耐える愛)」
「Am I indifferent to you?(私があなたに関心がないとでも?)」
とされています。
西洋の方では「男女の愛や心の強さ」を感じませんか?
ちなみに、アメリカでは「legend of dogwood trees(ハナミズキの伝説)」というお話が有名だそうです。
ハナミズキの木は、 キリストの磔に使用された木材だといわれています。
キリストは、悲しい出来事に使われたハナミズキを想って、「これからドッグウッドは、十字架に使われるほどの大きさには生長しないだろう」といったそうです。
その後、ハナミズキは細くなって曲がり、花びらは十字架の形となり、血のような赤色が残り、花の中心にはいばらの冠を身にまとったということです。
しかし、この伝説の出所は不明とのことです。
ハナミズキの特徴
ハナミズキは 花、実、葉(紅葉)の3つを楽しめる木です。
原産地がアメリカのハナミズキは、4~10メートルと大きく育つ落葉高木で、横に広がったため植えるのには広い場所が必要です。
多くの品種があり、どの品種も寒さや暑さ、乾燥にも強い樹木です。
花の大きさは8~9cmほどで、木一杯に咲いたところはとても美しいです。
実は、花びらに見えるのは、実は総苞片(そうほうへん)と呼ばれ、本当の花は中心部に小さな花が集まっている黄緑色をした塊の部分です。
本来の花は0.5cmほどです。
もともとは白い花なのですが、ピンクや紅色の品種もあります。
新緑の季節や赤い実がなって紅葉する季節など、四季折々楽しむことができる樹木なので、街路樹や誕生木、公園樹などに植えられており、北海道以外の日本全国で咲いています。
いかがでしたか?
花言葉やその由来を知りながらお花見をすると、一段と味わいが深くなると思いますよ。
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