妊婦さんは柿を食べても良いの?干し柿は?流産する危険性は?
柿。
秋に旬を迎えるフルーツ、
甘く熟したものはトロ~ッとした口当たりで、特に年配の方などに人気ですね。
ビタミンも豊富に含まれるので、美容や健康維持効果も期待できますよ!
しかし、 「妊婦さんは柿を食べない方が良い」という噂を聞いたことはありませんか?
本来、妊娠中は果物や野菜を積極的に摂取したいのですが、何か悪影響を及ぼす成分でも含まれているのでしょうか?
今回は、妊婦さんが柿を食べても良いのか?というテーマでご紹介しますね!
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妊婦さんは柿を食べても良いの?
もちろん、妊婦さんが柿を食べても問題ありません。
柿は、ビタミンAやビタミンCが豊富に含まれているので、 免疫が落ちやすい妊娠中にはおすすめの果物で、お肌や粘膜などの強化にも優れています。
特に、ビタミンCはミカンの2倍もの量が含まれており、柿を1個を食べれば妊娠中に摂取すべき量を補うことができるほどです。
体の代謝を補うミネラルの1つ、 マンガンも豊富に含まれていて、同じく柿1個で1日の摂取量の20%を補うことができます。
ただし、糖度が非常に高くなり、食べ過ぎると栄養過多に繋がるため、過剰摂取には注意しておきたいところです。
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妊婦さんは干し柿を食べてもいいの?
干し柿にすると、栄養のバランスやカロリーがかなり変わってきます。
例えばカロリーで見ると、生の場合は100gあたり60kcalですが、干し柿にすると290kcalにもなり、5倍近くにもなります。
これは干したことで果肉から水分が抜けて、栄養素や糖分が凝縮されるためです。
また、原料となる渋柿は、実は私たちの想像以上の糖分をもともと持っているのです。
渋抜きをしないと甘味を感じることはありませんが、ダイエットにはあまりおすすめできない程の糖分を隠し持っています。
ですから、小さい干し柿なら1~2個程度は問題ありませんが、妊婦さんの食べ過ぎには注意が必要になります。
「妊娠糖尿病」などに罹る人もいますので、適量を守ることも大切ですね。
また、干し柿にするとビタミンCは失われてしまいますが、マンガン、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類が豊富になります。
βカロテンや食物繊維の量も十分であることから、免疫力強化や便秘解消なども期待できますし、ストレスで大量に増える活性酸素を抑制する抗酸化作用にも優れています。
妊婦さんが柿を食べると流産になるって嘘?
「妊婦さんは柿を食べない方が良い」といわれる理由は、 「体を冷やす作用」があることからです。
冷えが直接的に流産を引き起こすわけではありませんが、体が冷えて血行が悪くなると、妊婦さん自身の体調にトラブルをもたらすことがあります。
体の冷えが呼び水となって流産を招かないとも限りませんので、あながち嘘ともいえません。
胎児への栄養供給も必要ですが、まずご自分の食生活をしっかり管理したいですね。
他にも、柿には タンニンが含まれていますが、これが鉄分の吸収を阻害してしまいうため、貧血気味の人にはあまり相応しくありません。
干し柿の食べ過ぎは太る?糖度とカロリーは?
1日の許容摂取量はどのくらい?
果物全般には 果糖が多く含まれています。
妊娠中は果物も積極的に摂取したいですが、食べ過ぎてしまうと胎児の肥満や、妊婦さんの体重管理に影響が出てきます。
生柿は1個あたり150gでカロリーは約90Kcalですので、「1日1個まで」を許容摂取量とするのが良いでしょう。
硬いものだと胃もたれを起こすことも多いので、よく咀嚼するようにして食べて下さいね!
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