数の子の塩抜き・簡単で早い時短の方法!真水だと失敗する?
お節料理の支度などで忙しくなってきますね。
お正月を目前にすると、
そして、お節料理に欠かせない人気の食材の1つが「数の子」です。
子孫繁栄を願う縁起物でもあります。
数の子は、保存のために塩漬けになっているので、事前に 塩抜きが必要ですが、なるべく簡単かつ早く下処理してしまいたいですね。
そこで、今回は数の子の塩抜きの時短方法などをご紹介します。
Sponsored Link
コンテンツ
数の子の塩抜き・真水だと失敗するのはなぜ?
塩抜きの失敗で多いのは、 真水に浸けてしまって上手くいかないというケースです。
実は、数の子は真水に浸けても、浸透圧の違いによって塩気を抜くことが難しいです。
完璧な塩抜きの方法だと、数の子の塩分は水分と一緒に抜けていきますが、抜けた水分は新たに吸収していきます。
ただし、真水を使用すると数の子の浸透圧との差がありすぎるため、水分の出入りがスムーズに行きません。
ですので、真水ではなく 薄めの塩水を使用します。
塩分濃度は1%が目安となります。
1リットルの水に対して塩を小さじ2杯程度加えてよく混ぜましょう。
塩が混ざりにくい時には、お湯で溶かすと均等な塩水になります。
数の子の塩抜き・簡単で早い時短の方法
通常、塩抜きは 冷たい水で行います。
ですが、冷たい水で行った場合には半日~1日程度の時間が必要です。
急ぎの時には 40度くらいのお湯でやると早くできます。
40度くらいの塩分濃度1%の食塩水に1時間くらい浸けておいたら、表面に浮いてきた薄皮をこするようにして取ります。
そのあと、冷たい真水に浸けて2時間くらい置きます。 (途中で水を2~3回替えましょう)
時間短縮にはなりますが、食感などは若干落ちてしまうようなので、どうしても急がなくてはならない場合の方法として覚えておきましょう。
数の子の塩抜き・じっくり抜く時のやり方は?
やはり、お節料理に使う縁起物ですので、 丁寧に下処理を行いたいものですよね。
時間をかけて丁寧に塩抜きする方法をご紹介しましょう。
まずは、冷たい水1リットルに対して、小さじ2杯の食塩を入れた食塩水を作り、数の子150g~200gを浸しておきます。
途中、水を何度か替えてあげましょう。
6~8時間くらい経ったら、味見をしてみて塩の抜け方を確認します。
必要に応じて時間を延長して下さい。
丁度よい状態になったら、数の子の表面の 薄皮を丁寧に剥がします。
表面に付いている白い膜を指でこすりながら落としていきましょう。
数の子の鮮度を保つため、室温は15度前後、水温も20度以下で行います。
数の子の塩抜き・塩を抜き過ぎると苦味が出る!
数の子は塩を抜き過ぎると、 苦味が出て美味しくなくなります。
もし苦味が出てしまった場合には、塩抜きをする時よりも濃いめの食塩水に1~2時間浸しておくと塩分が戻り、苦味も和らぎます。
まずは失敗しないよう味を見ながら下処理を行うことです。
上手に塩抜きができたら、 だし醤油漬けや 粕漬けにするなど、お好みの味でいただきましょう。
ただし、塩分が随分抜けて日持ちしなくなりますので、早めに食べ切るようにして下さい。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。