寝過ぎで頭痛や吐き気が起こる原因と治し方!睡眠は7時間!

「寝過ぎで起こる」というケースがあります。
様々な頭痛の原因の中には
風邪やインフルエンザに罹った時は「仕方がない」と割り切れますが、一次性の頭痛の場合は少し厄介ですよね。
薬を飲んでも一向に改善せず、 吐き気が襲って来ることもあります。
「具合が悪くなったから」とまた寝たくなりますが、人間そんなに眠れるものでもありませんし、他人にはわからない症状なので本人はとてもつらい思いをします。
そこで、寝過ぎで起こる頭痛の原因や治し方についてご説明します。
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寝過ぎた時に頭痛や吐き気が起こる原因は?
寝過ぎが原因で起こる頭痛には、主に2種類あります。
1つは 片頭痛、もう1つは 緊張型頭痛です。
どちらも何かに感染したりして発症する「二次性」の症状ではなく、頭部に原因があるとする、いわゆる「一次性」の症状です。
しかし、その症状の出方には個人差もあるため、一時的な対処法も人によって異なることが多く、寝過ぎで発症した場合も同様のことがいえます。
片頭痛の場合は、ズキンズキンと脈を打つような痛みが襲ってきます。
寝ている間は緊張が解けているため脳の血管が広がっているのですが、寝過ぎると血管が広がり過ぎてしまい、脳の神経を圧迫・刺激してして強い痛みが起こります。
片頭痛は緊張がほぐれた時に起こりやすいため、休日にリラックスして十分睡眠を取った時などにも起こりやすくなっています。
また、痛みが非常に強いため、吐き気を伴うこともしばしばです。
一方、緊張型頭痛の場合は、脳の血管が圧迫されて締め付けられるような痛みです。
寝ている間に寝返りを打つことはありますが、体は比較的動かない同じ姿勢を保っています。
すると、肩や首に力が入り負担が掛かってしまうため、首や頭部の筋肉が緊張して血管を収縮させて痛みを引き起こします。
いずれにしても、適度な睡眠は脳の血管にとって良いことですが、寝過ぎは悪影響を与えてしまうことが多いのです。
成人の睡眠は 「7時間がベスト」ともいわれていますので、「仕事だから」「お休みだから」といった理由で睡眠時間を変えない方が良いですね。
頻繁に吐き気を伴うという人は、痛みが強いという証拠ですから片頭痛を疑って下さい。
寝過ぎた時の頭痛や吐き気の治し方!
寝過ぎた時に起こる頭痛や吐き気は、人によってそれぞれ原因が違いますので、 治し方も当然異なります。
片頭痛の場合は、血管の拡張を抑えることができれば痛みも引いていきますし、吐き気も同時に治まって行きます。
冷たいタオルや保冷剤、氷などを利用して、痛い部分やこめかみを冷やすと良いです。
また、血管を収縮させるにはカフェインを摂ることも効果的です。
コーヒーや紅茶などカフェインの入ったものを飲むと治まるという人も多いので、実践してみて下さい。
ただし、カフェインには 依存性があり、飲み過ぎると逆効果になる場合もあるため、様子を見ながら摂取して下さい。
市販の鎮痛剤は残念ながら効果が期待できませんので、病院で血管の拡張を抑える薬を処方してもらうことが大切です。
「イミグラン」「ゾーミッグ」などは血管に直接作用するため、効果的とされています。
その他、片頭痛は光や匂いなどの刺激により起こることも珍しくありませんので、痛みがある時は部屋を暗くしてしばらく安静にするのも有効な治し方です。
緊張型頭痛の場合は、寝過ぎで緊張・硬直した筋肉をほぐすことで、収縮している血管を広げて改善させることができます。
ですから、冷やすのではなく温めることが大切です。
痛む部分を蒸しタオルやカイロなどで温めてみて下さい。
もちろん肩や首のストレッチをするのも有効ですが、ドライヤーを使って首と背中の境い目辺りを温めてあげると改善する人も多いです。 (うなじから10~15cm下の部分です)
お風呂にゆっくり浸かり、肩から首、頭までゆっくり温めることも効果的ですよ。
とはいえ、のぼせない程度にしておくことも大切です。
今回は2種類の頭痛に関してご紹介しましたが、両者を併せ持つ「混合型」や、長い人になると「薬物乱用型」など原因も様々ですので、痛みが強い人は医師としっかり連携して下さい。
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