いちじくの栄養成分と効果・効能・カロリー!ドライフルーツは?
「いちじく」。
夏から秋にかけて旬を迎える甘酸っぱくてとても美味しいのですが、若い人には馴染みが薄いかもしれませんね。
「不老長寿の果物」といわれるくらい栄養満点ですし、ドライフルーツであれば通年食べられますね。
美容や健康に意識の高い女性は、おやつなどに取り入れている人も多いそうです。
今回は、そんないちじくの栄養成分と効果・効能・カロリーについてご紹介します!
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いちじくの栄養成分とカロリーは?
いちじくの実のほとんどは 水分でできています。
含まれる主な栄養成分として食物繊維が目立ちますが、β-カロテン、ビタミンC、葉酸の他、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラルもバランスよく含まれています。
いちじくに含まれる食物繊維は 「ペクチン」という水溶性のもので、特に整腸作用が高いため便秘に悩む人におすすめです。
カリウムは、体内の塩分と水分のバランスを整える働きがあり、むくみの改善や高血圧の予防に役立ちます。
また、「フィシン」という分解酵素が含まれていて、消化促進や二日酔いの改善などにも効果を発揮します。
お酒を飲んだ後や、食べ過ぎてしまった時などにも有効ですね。
他にも、いちじくの果実から抽出される 「ベストアルデヒト」という成分には抗がん作用があることもわかっています。
尚、いちじくのカロリーは可食部分100gあたり54kcalほどで、やや高めといって良いですが、食べ過ぎなければ太る心配もないでしょう。
いちじくの女性に嬉しい効果・効能は?
まず 美容効果の高いフルーツとして、特に女性に人気がありますね。
食物繊維のペクチンには老廃物や不要な物質を絡め取り、体外に排出してくれる効果があるため、整腸作用による便秘解消のみならず、美肌作りにも有効です。
また、いちじくの種の部分には「植物性エストロゲン」が含まれています。
これは、大豆イソフラボンと同じように女性ホルモンを整える働きがあり、生理不順や生理痛、更年期障害などに効能を示す物質です。
さらに、果物類の中でも鉄分を豊富に含むため、女性の悩みとして多い 鉄欠乏性貧血などにも有効ですし、妊婦さんにもおすすめです。
カリウムの利尿作用もありますので、妊娠中にむくみが気になる女性の味方になってくれます。
ただし、カロリーは決して低くはなく、果糖も比較的多い部類に入りますので、適量で止めておかないとダイエットなどには逆効果となります。
ドライフルーツにすると栄養も変化する?
基本的に、どんな果物も ドライフルーツにすることで水分が抜けるため、栄養や糖分などが凝縮され、カロリーなどにも変化をもたらします。
いちじくの場合、100gあたり約300Kcalとなり、生で食べる時の5~6倍程度です。
生で食べるよりも満腹感が得にくいので、ついたくさん手を伸ばしてしまいますが、過剰摂取は太ったり、健康を損なう危険性もあります。
その他の栄養素も、水分が抜けることで凝縮されます。
たとえば、食物繊維は生だと100g当たり1.9gほどですが、ドライフルーツになると11gまで増加します。
カリウムやカルシウムなどのミネラルも、100gあたりの含有量が成分によっては5~20倍くらいに膨れ上がります。
効率よく栄養素を摂取したい場合は、少ない量でも補えるドライフルーツが手軽で便利です。
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