ムカデに噛まれたら痛みや腫れの症状が!応急処置や市販薬は?
ムカデ。
鳥肌が立ってしまうほど、見た目がなんとも気持ち悪い刺すのではなく、噛むんですよね。
家の中まで侵入して来るため、知らずに踏み付けたりすれば、噛まれて強烈な痛みなどの症状が襲ってくることも…。
蚊に刺された時とは違って毒性もかなり強いです。
今回は、ムカデに噛まれたらどんな症状が出るのか、応急処置の方法やおすすめの市販薬なども併せてご紹介します!
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ムカデに噛まれたらどんな症状が出る?痛みや腫れは?
ムカデは毒針で刺すようなイメージもありますが、実は顎でガブッと噛みついてきます。
強靭な 毒牙の持ち主で、蜂毒と同じようにヒスタミンやセロトニンなどの毒性の強い成分を含み、血液中の血球を溶かしたり、タンパク質を分解してしまう酵素なども持ち合わせています。
これらが私たちの体内に入ると、強烈な症状をもたらすことがあります。
例えば・・・
・激しい痛み
・しびれ
・灼熱感
・腫れ
・ただれ
などが現れます。
最も怖いのは、強いアレルギー反応を起こす「アナフィラキシーショック」ですが、主に下記のような症状が現れると非常に危険な状態です。
・心拍数の急激な上昇
・血圧の低下
・頭痛
・動悸
・息切れ
・めまい
・吐き気
・意識障害
・呼吸困難
特に、一度噛まれた経験がある方は抗体が既に作られているため、アナフィラキーショックを起こす危険性も高くなります。
ムカデは高温多湿を好み、肉食で動くものを目がけて噛みついてきます。
天井やエアコン回りの隙間などから家の中に侵入することも多いため、特に子供が好奇心で触ったりしないよう注意して下さい。
ムカデに噛まれたら応急処置はどうする?冷やすのが良い?
応急処置の仕方としては珍しく、 「冷やす派」「温める派」の2つにきっぱりと分かれているようです。
ひとまず、両方の処置をご紹介します。
【冷やす】
痛みを我慢して傷口から毒をギュッと絞り出し、水で洗い流します。
その後、氷や保冷剤、タオルなどを使って患部を冷やします。
冷やすことにより、毒が血流に乗って広がるのを防ぐ効果があります。
昔ながらの応急処置ですが、医師は冷やす方を推奨されている方が多いといわれています。
【温める】
ムカデの毒は熱に弱いため、43度以上(無理のない熱さ)のシャワーで流し、石鹸で患部を洗います。
「冷やすよりも痛みが早く治まった」との情報もありますが、この温める方法はまだ歴史が浅いようで、信頼できる文献もないようです。
「結局どっち?」となりますが、まだはっきりわかっていないというのが現状です。
噛まれた時の状況に応じて、両方の処置ができるよう2つとも覚えておくと良いですね。
ムカデに噛まれたら病院に行くべき?跡が残る?
もしムカデに噛まれたら、できるだけ病院に行って治療を受けるようにして下さい。
受診する際は、一般的には 皮膚科が専門となります。
ただし、頭痛や発熱、吐き気などを伴い、アナフィラキーショックが疑われる場合は、もちろんこの限りではありません。
救急車のお世話になることも想定しておくことが大切です。
皮膚症状以外であれば、かかり付けの内科などでも構いませんので、早急に受診して下さい。
また、皮膚の弱い子供の場合などは跡が残りやすいともいわれますが、これはケースバイケースといえます。
適切な処置や治療を受けていれば、クラゲ被害のようなことも少ないようです。
おすすめの市販薬は?
市販薬に頼る人も多いため、特に有効とされるものをご紹介しておきます。
・池田模範堂:「ムヒアルファEX」
・富士薬品 :「フジアローEX」
などがあります。
その他、虫刺されに効くものを探すと良いですが、成分として ステロイドが含まれているもののほうが効果が高いとされています。
ドラッグストアなどの薬剤師に・・・
・ムカデに噛まれたこと
・ステロイド入りの市販薬を探している
ということを相談してみて下さい。
ムカデは乾燥には弱く、湿気のあるところが大好きです。
特に梅雨時期になるとジメジメすることも増え、それ以降、秋までは遭遇する機会も増えてきます。
侵入経路を確認することは難しいですが、忌避剤(きひざい)などの薬物を利用して被害を食い止めることも検討して下さい。
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