新月と満月の違い!必ず大潮になる?女性の生理や出産への影響は?
満月は、お月見などの折に意識することがあるかと思います。
一方で、新月を意識することはあまりないのではないでしょうか…。
知られているようで、実はあまり知られていないのが、この新月と満月の違いです。
太陽や地球、月の位置が関与していますので、両者では月の見え方が全く異なるのです。
そこで、今回は新月と満月の違いを中心にご紹介します!
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新月と満月の違いとは?
まず前述したように、新月と満月では月の見え方に違いがあります。
満月はよく知られているように、月がまん丸な状態のことをいいます。
「十五夜」の日の月を思い浮かべる人も多いと思います。
太陽、地球、月と並んでいると、月の光っている側が地球の方を向いているので、月が丸く見えるのです。
秋の中秋の名月といわれる日には、ススキやお団子を飾って「お月見」をしますよね。
しかし、新月の場合になると、満月やその他の三日月や半月とは違い、見たことがないという人が多いと思います。
それもそのはず、新月は満月の真逆で、月がまったく見えない状態のことをいいます。
空に昇っていないから見えないのではありません。
太陽、月、地球という位置関係により、太陽の光が当たっているのが月の反対側になるため、地球から光っている部分が全く見えなくなっているのです。
すなわち、満月と新月の違いは、地球と太陽と月の位置関係によるものなのです。
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新月と満月は必ず大潮になる?
大潮とは、満潮時と干潮時の海水面の高さの違いが一番大きくなる日のことです。
地球に太陽と月の引力、および地球の回転による遠心力が加わって、地球上の海水面が引っ張られて「潮の干満」が起こります。
この太陽と月の引力および地球の回転による遠心力を加えたものを「起潮力」といいます。
起潮力は太陽、月、地球が一直線に並んでいる場合に最大になって大潮を引き起こします。
並び方に違いはありますが、太陽、月、地球が一直線に並ぶのは満月の時と新月の時ですから、どちらも大潮になるのです。
女性の生理にも新月や満月が大きく影響している?
新月と満月が女性の生理に何かしらの影響を与えていることは、ずっと昔からいわれてきたことです。
現代とは違って科学的な考え方がない時代から、経験上そういわれていました。
今では、女性の生理と月の満ち欠けとの関連についてはいくつかの説があります。
人間の身体を構成する物質はたくさんありますが、その中で一番多いのは水分です。
その水分が月の満ち欠けに影響を受けている可能性は高いです。
新月から満月にかけての月が満ちていく期間には、身体の水分の吸収がよくなります。
逆に、満月から新月にかけての月が欠けていく期間には、身体が不要な物や余分な物を排出しようとする力が強くなります。
また、女性ホルモンの分泌による生理のタイミングも、月の満ち欠けのサイクルとほぼ同期しています。
月の満ち欠けの周期は29.5日と、女性の生理の平均的な周期と大体同じになっているのです。
これにより満月や新月が女性の生理に影響を与えているように感じられるのです。
新月と満月の日に出産する人が多いって本当?
出産に関しても、満月や新月と関係があるのではないかということは昔からいわれています。
科学的に実証されている訳でもなく、統計的に違いがあるというデータもないのですが、産婦人科などでもそういれていることもあるようです。
実際に、満月や新月の夜には、出産の為に待機しているスタッフを増やすなどの対応をとっているという話も耳にします。
妊娠が判明して、大体の週数が判明すれば出産予定日が告げられます。
でも、それはあくまでも「何月の何日頃でしょう」という目安であって、実際の出産日は人によってかなり違います。
もし、出産予定日近辺の新月や満月の日を目安にできるのならば嬉しい話ですが、やはり確実なものではありません。
人間の身体は8割が水分といわれていますが、妊婦の場合はさらに子宮内に羊水を蓄えて、水分の多い状態になっています。
その水分が月の満ち欠けに関係するという説がありますが、実証には至っていません。
新月や満月と女性の出産に関わる話は、ロマンチックな言い伝えと思っていればよいと思います。
特に、初めての妊娠ともなれば精神的にも普段とは違い、予定日が近づけば いつ陣痛が始まるかと不安になります。
月の満ち欠けなどを意識している場合ではなく、切羽詰まった状態になってしまいがちです。
そんな時に一呼吸おいて、新月と満月の違いや出産にまつわる話を思い出して「ああ、そろそろ満月になるなぁ、赤ちゃんに会えるなぁ…。」と落ち着けるといいですね。
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