妊婦の歯医者通院!レントゲン・麻酔・神経治療・痛み止めの薬は?
歯医者に通って十分な治療が受けられるのでしょうか…。
妊婦さんは薬を飲めないなど行動に制限がありますが、
麻酔注射やレントゲンなどしても、胎児への影響はないのか心配になることもあるでしょう。
また、神経治療(根管治療)を行うことや、痛み止めの薬なども使用できるか気になりますよね。
出産する前に通っておいたほうがよいといわれることもありますが、どこまでの治療が行えるのか疑問を持つ人も多いようです。
そこで、今回は妊婦さんが歯医者で行える治療に関してご説明します!
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妊婦さんは歯医者でレントゲン撮影できる?
妊婦さんが歯医者に行くべきかどうかは、産婦人科医によっても見解が違うようです。
病院によっては歯医者への通院を制限されるケースもあります。
今回は、一般的なケースを見ていきましょう。
一番心配なのはレントゲン(X腺)撮影かもしれませんね。
口全体をレントゲン撮影した場合の放射線量は、1回で0.04ミリシーベルトです。
1年間に人間が自然に浴びている放射線量は2.4ミリシーベルトほどありますので、かなり少ないと考えてよいです。
レントゲンを撮る時には防護エプロンも着用しますし、被ばく量は0に近いため、妊婦さんであっても極端に心配する必要はありません。
妊婦さんは歯医者で麻酔注射や神経治療を受けられる?
歯医者さんで抜歯や神経治療を行う際は、通常 麻酔注射をしますよね。
歯茎に注射する麻酔の量はごく僅かなので、こちらも妊婦さんの体調や胎児への影響を心配する必要はないでしょう。
歯髄が炎症を起こしたりして根管の治療が必要になることもありますが、当然神経治療を施すような虫歯などでは痛みを我慢できる人はまずいません。
痛みが強いのに我慢する方がよほど危険ですので、しっかり麻酔をした上で治療をすれば大きな問題はないでしょう。
歯を削ったり、神経を抜いたり、抜歯をしたりすることも可能ですので、大抵は歯医者さんで行っている治療は可能ということになります。
ただし、親知らずを抜歯すると歯茎の回復に時間がかかったり、抗生物質などの使用が長引くこともあるため、できないこともあります。
妊婦さんの場合、薬の長期服用は危険を伴いますので致し方ない部分もありますが、親知らずによってあまりにも痛みが激しい場合は、歯医者の判断に任せることになることもあります。
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妊婦さんは歯医者での治療後に痛み止めの薬を飲める?
神経治療や抜歯などをした後は痛み止めの薬が処方されます。
また、細菌の繁殖を防ぎ、炎症を抑えるため意味で抗生物質の服用を求められます。
妊婦さんの場合には、体に影響の少ない鎮痛剤が処方されますし、抗生物質も長期間服用しなければ大きな影響はありません。
それよりも、きちんと消毒に通ったり、オーラルケアをしっかり行うことが大切になってきます。
薬の服用に関しては100%安心という訳にはいきませんが、妊娠中に使用できる痛み止めの薬も改良されていますので、極端に恐れる必要はありません。
問診表などに妊娠していることを書いておけば、リスクの高い薬は処方されないはずです。
妊娠初期に良い・NGな食べ物!胎児への影響を配慮して!
妊婦さんは歯科医で貧血のような症状が出やすい!
妊婦さんの場合、いつからいつまで歯医者に通えるかというと、大体 妊娠4ヶ月から8ヶ月までになります。
安定期の間に歯科検診や治療を受けるようにしましょう。
妊娠初期ですと切迫流産のリスクが高いため、緊急性がなければ安定期まで待ちましょう。
つわりなどで気持ちが悪い時に、予約を入れているからと妊婦さんが無理して歯医者に通う必要はありません。
また、妊娠後期、末期になると、早産や貧血のリスクが高まります。
さらに、仰向けになると胎児の重さで静脈を圧迫し、低血圧などになってしまうケースもあります。
鉄欠乏貧血のような症状が現れて、目がチカチカしたり、過呼吸で息が苦しくなったり、脈が早くなったりしてしまうケースもあります。
治療の最中であっても、妊婦さんは急に気分が悪くなることもあるため、遠慮せずに申し出ることも大切です。
その他、出産予定日が近くなってきたら、緊急性がなければ出産後に通った方が安心です。
ただし、治療しないと痛みが治まらないという場合は、母体のストレスにより胎児にも悪影響を及ぼす可能性もあるため、歯医者で相談して治療計画を立てることが必要です。
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