キャノーラ油とサラダ油の違い!原料・揚げ物・お菓子作りには?
食用油が欠かせませんね。
料理で揚げ物や炒め物をする時は、
スーパーに行くと、サラダ油、キャノーラ油、ごま油、オリーブオイル、菜種油など、色々な種類の油が売られています。
例えば、ごま油であれば「ごまから抽出された油」というように、原料になっているものが名前に使われていることが多いですね。
ただ、 キャノーラ油と サラダ油に関しては、名前でだけではわかりにくいです。
そこで、今回はキャノーラ油とサラダ油の違いについてご紹介します!
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キャノーラ油とサラダ油の違い・原料や製造法は?
キャノーラ油とは菜種油の1つで、 「キャノーラ」というアブラナ科の植物を原料にしています。
一方のサラダ油は、原料名が名前になっていない油で、サラダドレッシングに利用することを目的として作られたもののことをいいます。
サラダ油の原料は、菜種、大豆、ひまわり、とうもろこし、ごま、紅花、綿実、ぶどう、米のいずれかを利用していて、この中から2種類以上を利用した場合は調合サラダ油と呼ばれます。
製造方法はどちらも同じで、植物の実や種を絞り油分を抽出しています。
サラダ油は、サラダに利用することを前提として作られるため 「低温でも凝固しない」というのが特徴です。
JAS規格では0℃の環境下で5時間以上放置しても凝固しないことが、販売する際の条件になっています。
キャノーラ油も菜種を使用していますので、名前に違いはありますが、サラダ油の一種ということになります。
キャノーラ油とサラダ油の違い・お菓子作りに適しているのは?
お菓子作りで油分を使うケースとしては、バターが多いですが、スポンジケーキやクッキーなどにサラダ油などの油を利用することがあります。
レシピでサラダ油と書かれていた場合、どの油でも基本的には代用が可能です。
それはキャノーラ油でも同じことで、これといって違いはありません。
ただし、ごま油などの様に匂いに癖のあるものは、代用するとお菓子の風味が変わってしまいます。
キャノーラ油は、匂いに癖がありませんのでサラダ油の代用にもなりますし、どちらもお菓子作りに適した油といえます。
キャノーラ油とサラダ油の違い・健康面やお値段、賞味期限は?
油分には トランス脂肪酸というものが含まれていることがあります。
サラダ油にも、トランス脂肪酸が含まれており、長期にわたって大量に摂取することで心筋梗塞や狭心症のリスクを高める可能性があります。
それはキャノーラ油でも違いはありませんし、どんな油にも多少は含まれているものです。
一方で、両者ともに リノール酸という健康面で必要な成分も含まれています。
常識の範囲内で揚げ物や炒め物に利用するのであれば、健康に問題が出ることは少ないでしょう。 (※体質によってリスクが高い人は注意が必要です)
販売されているお値段にも大差はありませんので、選ぶのは好みの問題といえます。
また、賞味期限に関してもどちらも同様で、製造から未開封で保管された場合1~2年程度となります。
ただし、油は開封してからは酸化が進むため、早めに使い切る必要があります。
揚げ物する時、混ぜても大丈夫?
揚げ物をする際、サラダ油とキャノーラ油を混ぜても特に問題ありません。
ただし、注ぎ足して使っていく場合は、古い油が劣化していることがあるため、変な臭いがしないか、濁り過ぎていないかなどをチェックしてから使用しましょう。
サラダ油とキャノーラ油の違いを紹介しました。
どちらも普段の食卓に利用するには癖もなく、お値段も手頃ですから、あまり気にせずに利用しても問題ないでしょう。
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