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雛人形の五人囃子の意味と役割・持ち物(楽器)の並び順は?

五人囃子 意味

雛人形の五人囃子の意味と役割・持ち物(楽器)の並び順は? | なるほど情報マガジン最近のひな祭りでは、住宅事情などもあってお雛様とお内裏様だけの 雛人形を飾る家庭が多いようですね。

以前は、三人官女や五人囃子の人形も含まれる立派な段飾りを飾っていた家庭が多かったように思います。

 

ところで、ひな祭りの歌にも出てくる五人囃子ですが、どういった意味を込めて飾られているのでしょうか?

持ち物は楽器のようですが、結婚の宴を盛り上げる役割を担っているのでしょうか?

 

そこで、今回は雛人形の五人囃子の意味や役割・持ち物(楽器)の並び順についてご紹介します。

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雛人形の五人囃子の意味(役割)は?

雛人形の段飾りに飾られる五人囃子ですが、笛や太鼓を持っているという事は、 歌の歌詞でも出てきますね。

 

この五人囃子は、お内裏様とお雛様の結婚式で、「祭囃子」を演奏するという役割があります。

雛人形は、お内裏様とお雛様の結婚の儀を表すお人形なので、祭囃子を演奏して めでたい席に音楽で華を添える意味を持つ少年たちです。

 

「囃子」というのははやし立てるということを指しています。

これは、演奏によって場を盛り上げる、音楽によって縁を運んでくるという意味があります。

 

五人囃子は、まだ成人していない少年楽士がモデルで、12~13歳くらいの若い少年たちです。

元服前なので、髪は結ばずに 侍烏帽子をかぶっています。

 

雛人形に飾られる三人官女と比べれば立場は下ですが、なかには将来幕府のお抱え能役者へ出世するものもいましたのでエリート候補であるという事はいえるでしょう。

 

 

雛人形の五人囃子の持ち物(楽器)は?

五人囃子はそれぞれ 別の楽器を持って演奏しています。

笛と太鼓は、歌にも出てきますから知っていますよね。

 

正確には、五人が持っている楽器は、「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」の4種と、謠という歌い手になっています。

 

楽器にもそれぞれの 役割分担があります。

太鼓(たいこ)は全体の指揮の役割で、音楽全体のベースを保っています。

 

小鼓(こづつみ)、大鼓(おおづつみ)というのは効き慣れない楽器ですが、小鼓は「ポンッ」というやわらかい音が特徴の小さな鼓です。

大鼓は、小鼓よりも一回り大きく 「カーン」という甲高い音が特徴的です。

 

笛は主にメロディを担当しています。

竹でできていて、現代でいうフルートのような滑らかで美しい音色が特徴です。

 

そして、 謠というのは歌い手、つまりボーカルです。

楽器は持っていませんが、右手にを持って座ったままの姿勢で歌います。
 
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それぞれの並び順は?

五人囃子を雛段に飾る時には、 順序があるので注意してください。

雛人形を正面から見て左から、太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡という並び順です。

 

太鼓は台の上に横向きにおいて両手にバチを持たせます。

大鼓は右手の上に置き、左手にひもをかけます。

 

小鼓は右手に小太鼓を持たせ、左手にひもをかけます。

笛は左右の手に笛を通して持たせます。

謡は 右手に扇子を持たせましょう。

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