ブイヨン・スープ・コンソメ・ポタージュ・チャウダーの違い!
スープが身体にしみて美味しくなりますね。
寒い時期には温かい朝ごはんに体を温めるものを飲むと、体温が上がって活動しやすくなるということもあるそうです。
スープと一言でいっても、出汁になるものや具材、煮込み方などで呼び方が変わってきます。
コンソメなどは比較的わかりやすいものですが、ポタージュやブイヨン、チャウダーなど意味が曖昧なものもあるかもしれませんね。
そこで、今回は知っているようで知らないブイヨン・スープ・コンソメ・ポタージュ・チャウダーなどの違いについてご紹介します。
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ブイヨンとは?
ブイヨンとは、いわゆる スープの出汁となるもののことで、肉や野菜を煮込んで取ったものを呼んでいます。
19世紀頃にフランスで生まれ、ポタージュやシチューなどのスープ料理のベースとして使われています。
フレンチでは、ブイヨンとフォンが料理の中で使用される 「二大出汁」のような存在です。
これらの違いは、ブイヨンはスープ料理のベースに、フォンはソースのベースになるということです。
スープとは?
スープとは、英語で 汁物のことです。
ポタージュはフランス語、スープは英語というだけで、実はどちらも指しているものに違いはありません。
日本では、何となく具材の形が残っているものがスープで、ミキサーにかけたり、裏ごししたりしてとろみが強いものがポタージュと呼ばれているような風潮にあります。
これはおそらく、当初味噌汁のことをスープと認識していて、その後、ポタージュのようなスープが出てきたことによって区別されるようになったと思われています。
しかし実は、スープとポタージュの違いは曖昧で、 イギリスではフランス料理におけるスープはポタージュと呼んでいるようです。
コンソメとは?
コンソメとは、 「完成された」という意味のフランス語です。
ブイヨンをベースにしたところに、脂肪の少ない肉や野菜を入れて作られるスープのことを指します。
コンソメは透き通っているものであり、調理過程で出た灰汁などは丁寧に取り除かれた状態でサーブされます。
日本ではブイヨンとコンソメは混同されがちですが、これは、固形や顆粒の スープ出汁の製品名になっていることが原因だと考えられます。
ポタージュとは?
ポタージュとは、フランス語で スープを指す言葉です。
とろみのあるスープは「ポタージュ・リエ」、サラサラで澄んでいるスープは「ポタージュ・クレール」と分類されます。
日本人にとっては、ジャガイモやコーンなどのスープをミキサーにかけて濾し、滑らかにしたものを指すことが多いですね。
チャウダーとは?
チャウダーというのは、 アメリカの郷土料理のひとつです。
魚介類、じゃがいも、ベーコン、クリームなどを入れて煮込んだ具だくさんスープのことです。
日本ではアサリなどの魚介類が入っているものをチャウダーと呼んでいますよね。
アメリカではさらに違いを分類していて、アサリなど貝が入っている時は 「クラムチャウダー」、白身魚を入れると 「フィッシュチャウダー」と呼ばれています。
さらに、豆が入っていると「ビーンチャウダー」といいます。
クリームで煮込んだものをイメージすることがありますが、地域や家庭によっても味付けや材料が様々で、トマトが入ったマンハッタン風チャウダーなどもあります。
ちなみに似た料理にシチューがありますが、シチューは煮込み料理であり、チャウダーはスープ料理であるという違いがあります。
シチューの方が、具材が大きく切られて、汁がどろっとしていることが多いですね。
わかりやすいようで、わかりにくいような話でしたが、実は認識を混同しているものもあったかもしれませんね。
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