ティッシュ・トイレットペーパー・ちり紙の違い!原料や用途も
ティッシュや トイレットペーパー。
日々の生活の中で、当たり前のように使用している見た目は少し違いますが、同じ紙製品ということもあり、何か定義のようなものに違いがあるのでしょうか。
また、年配者の方には、これらをまとめて 「ちり紙」と呼ぶ人もいますね。
いずれにしても、原料や製造工程、水に溶けやすいなどの基準が異なっているようです。
今回は、そんなティッシュ・トイレットペーパー・ちり紙の違いについてご紹介します。
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コンテンツ
ティッシュとは?語源は?なぜ2枚一組?
ティッシュは、木材からとれる パルプを原料として作られた紙製品です。
語源は、布などの織物を意味する、フランス語の【tissu】からきています。
「ティシュー」と表現することも多いですね。
薄くて柔らかく、2枚一組になっているのが特徴です。
2枚一組で製品化されているのは、紙を薄く加工する都合上、 「1枚では耐久性が劣るため」とされています。
また、水に強くなるように加工されているので、トイレでの使用には向いていません。
鼻をかんだり、水気のあるものを拭き取ったりする時に使用するのを、主な用途としています。
ただ、最近は製品にも幅が出てきており、トイレなどの水に流せるタイプのものや、厚手のタイプなども見かけられるようになりました。
また、花粉症の季節などには、頻繁に使うことからも肌触りのいいものが売れ筋になるようです。
トイレットペーパーとは?
トイレットペーパーは、古紙や牛乳パックなどの 再生パルプを主な原料として作られる紙製品です。
当然、トイレで用を足した後に使用するのを主目的として製造されています。
日本では汚れた紙を水に流す習慣があるので、水に溶けやすいように加工されている点がティッシュとの違いです。
また、トイレットペーパーの場合は、 シングルと ダブルという2種類の製品があります。
その名の通り、シングルは1枚加工、ダブルは2枚加工になっています。
シングルの特徴としては、同じ値段でも巻かれている長さが長いため、「コストが安い」「エコであること」が挙げられます。
一方で、破れやすくなってしまうので、少し硬めに加工されている分、肌触りも硬く感じられることなどがあります。
ダブルは、2枚1組になっているので、シングルよりも やわらかい肌触りが特徴です。
しかし、お値段的にはシングルよりも高くなる傾向にあります。
ちり紙とは?
トイレットペーパーやティッシュのことを、 ちり紙と呼ぶ人がいますが、特に年配の方に多いかと思います。
確かに似ている部分もありますが、実はちり紙はこれらとは別の作られ方をしています。
ちり紙というのは和紙の低級品にあたるもので、数十年前まではティッシュやトイレットペーパーの役割を果たしていました。
今ではほとんど製造されていません。
結局、三者にははっきりとした違いがあり、今では、水に溶けるタイプ、溶けにくいタイプが残ったということでしょうね。
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